TOI,TOI,TOI!
2週間ぐらい前のことになるけど、少し体調を崩していた。
ヨハネスの誕生日パーティで、全く食べずにお酒を飲んだ。 これくらいなら・・・と思ってるうちに簡単に酔っ払った。 ドイツ人と同じペースで飲んじゃいけない。彼らはめちゃくちゃ強い。
次の日は、仕事。疲れ気味だったものの、どこも痛いところもなく、普通。 仕事の内容は、お城のパーティで2時間弾く、というもの。カルテット。 まず、クリストフの運転で酔った。彼の運転はひどい。 次に、演奏する広間は、煙草の煙とパイプの煙で充満していた。
翌日。 何を食べても、全部戻す。 激しい胃痛と、頭痛。 よりによってこういうときに暖房がつかない。寒くて震えて我慢が出来なかったので、大家さんを呼んだ。 そのあとは、行きたかった友達のコンサートにいくのもあきらめ、ひたすら寝ていた。 次の日、だいぶましになってたけど夕方までベットの中にいた。しかしもう寝すぎて寝れないのですごくつまらない。 マライケが電話をくれて、クロンベルクのマライケの家にいくことにした。 両親はスキーと温泉旅行で留守だし、うちは暖かいし、必要なものは何でもあるから、というわけで。
結局、そのまま3泊した。
ビデオをいろいろ見せてくれたんだけど、その中で面白かったのが、 ドイツ映画『Ein Mann fur jede Tonart』 主演女優、Katja Riemannが最高。マライケのお気に入り。 私のドイツ語力で、十分楽しめる内容。おすすめです。 マライケは、アメリカの映画は好きじゃなくて、ドイツやフランスの映画が好きらしい。 私が今まで見てきた映画って、考えてみるとアメリカ映画ばっかりかも。
ドイツの子供は、み〜んなこれを聞いて育ってる(マライケ談)という、 『Benjamin Blumchen』 カセットテープで、一つのテープに一話吹きこまれている。 全部で100話を超えるらしい。 で、マライケは60ぐらい持ってるのだ。これを。 対象5歳以上。いまでも彼女はこれがだーーーい好きだそうなのだ。ベンヤミン愛してる、だそうなのだ。 確かにめちゃめちゃ面白い。 貸して、と言ったら、キャーと喜んでいた。 これも、これもおすすめ、これもおもしろい、と言いながらどんどん増えていく・・・とりあえず10本借りた。
ベンヤミンという、世界でただ一頭の『しゃべれる象』が主人公。 木の上のベンヤミン、ベンヤミンと学校、ベンヤミン郵便やさんになる、ベンヤミン月に行く、ベンヤミンサッカー選手になる・・・・などなど。
で、今、毎日、これ聞いてます。 語学の教材に、絶対使えると思うんだけどなあ、これ。
一人でも聞いてるけど、マライケと一緒に聞く時もあって、 そのときはしょっちゅうテープを止めて、知らない単語を丁寧に解説してくれる。 日頃一緒にいるので、この単語は知らないだろう、っていう見当をつけてくる。さすが。
マライケと知り合ってから、ドイツ語を話すのが楽しくなって、今でもそれが続いている。語学の上達のためにも、持つべきものは友達だと、改めて思う今日この頃。
一方のマライケも、ものすごーい勢いで日本語を覚えている。若いからどんどん入っていくんだね。うらやましい。 しかも、とある知人から、使い終わった日本語教材(英語)をもらい、それで覚えてきては披露してくれる。 これが、またビジネス編とかいうやつなので、ウケる。
オハヨーゴザイマス。 ドナタデスカ? Sumithデス。 カシコマリマシタ。 チェックアウトハナンジデスカ? コレハナンデスカ? ウイスキーデス。
など・・・。おもしろすぎ。 こないだその教材のテープを聞いたら、微妙に関西なまりの男の人がしゃべってた。
私が教えた、実用編。
いただきます。 (ましゅ。になっちゃう) おいしー。 ごちそーさま。
げんき? ひさしぶり。
じゃあね。 またね。
わかめ (彼女の好物なので教えたら、音が気に入ってそれ以来忘れないらしい)
ほんと。 ほんと? (私の口癖らしく、勝手に覚えた)
あ〜ユキちゃ〜ん、げんき〜?ひさしぶり〜!! (音、リズム付きで、丸暗記させた)
など。 こっちもすっかり楽しんでいる。
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