TOI,TOI,TOI!
今日は、歩いてたら暑くなってマフラーを外した。
春になったかな。ようやく。
弓の毛を久々に替えた。 もうこれ以上は無理。限界。というところまできてたので。 そして、楽器も見てもらった。 もともとあちこちに問題があるのは分かっていたのだが、やっと重い腰を上げたというわけ。お金かかるのよね。
ちなみに、 Geigenbauer G・Groth(Wiesbaden) という人です。古賀君見てるかな。 信頼のおける人です。 なぜなら私の信頼してる人が信頼してるから。
一つは糸巻き箱の問題。
この部分は、私が使う前にこの楽器を使ってた人達が、何度も何度も修理しているんだけど、それがあんまりいい修理じゃなくて、 年月が経って、あちこちはがれてきてしまっているという、そういう状態。
前にこちらでほかの人に見せたときと同じことを言われた。 「3年以内には、完全に修理するべきだ」
でも今、修理する時間がないのなら(1ヶ月以上は楽器を預けることになる)、こういう方法もある、とGroth。
糸巻きの穴を、内側から補強して小さくするという。なるほど。 これで何年かしのげる、という。
時間より何より、経済的に余裕がないことの方が問題なので、それを正直に話し、これを完全に修理するとすごいお金がかかることも知っている、と言い、 その方法で修理してもらうことにした。
二つ目は、はがれ、ヒビ。
糸巻き箱の問題と違って、こっちは音に関係する問題なので、 お金がかかるとか言ってられない。 いつかしなくてはいけないのだから、今することにした。 「開ける」という方法じゃなく、外から(ニスをかけたり)なんとかしてくれるらしい。
3つ目は、魂柱。
なんだか、本来あるべき場所じゃないとこに立ってるらしい。 う〜む。 これは完全に予定外だったけど、この際だから彼を信じることにした。 小さい音が出しやすくなる、という彼の殺し文句(?)に負けた。
弓の毛も合わせて、全部で541ユーロ。 Grothは、500ユーロでいいと言ってくれた。
というわけで、今私の楽器はリニューアル中です。 入院期間は10日。 今は、Grothのとこの楽器を借り中。
変わるんだろうなあ。楽しみ。
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