TOI,TOI,TOI!


2003年03月05日(水) リニュ

今日は、歩いてたら暑くなってマフラーを外した。

春になったかな。ようやく。


弓の毛を久々に替えた。
もうこれ以上は無理。限界。というところまできてたので。
そして、楽器も見てもらった。
もともとあちこちに問題があるのは分かっていたのだが、やっと重い腰を上げたというわけ。お金かかるのよね。

ちなみに、
Geigenbauer G・Groth(Wiesbaden)
という人です。古賀君見てるかな。
信頼のおける人です。
なぜなら私の信頼してる人が信頼してるから。

一つは糸巻き箱の問題。

この部分は、私が使う前にこの楽器を使ってた人達が、何度も何度も修理しているんだけど、それがあんまりいい修理じゃなくて、
年月が経って、あちこちはがれてきてしまっているという、そういう状態。

前にこちらでほかの人に見せたときと同じことを言われた。
「3年以内には、完全に修理するべきだ」

でも今、修理する時間がないのなら(1ヶ月以上は楽器を預けることになる)、こういう方法もある、とGroth。

糸巻きの穴を、内側から補強して小さくするという。なるほど。
これで何年かしのげる、という。

時間より何より、経済的に余裕がないことの方が問題なので、それを正直に話し、これを完全に修理するとすごいお金がかかることも知っている、と言い、
その方法で修理してもらうことにした。


二つ目は、はがれ、ヒビ。

糸巻き箱の問題と違って、こっちは音に関係する問題なので、
お金がかかるとか言ってられない。
いつかしなくてはいけないのだから、今することにした。
「開ける」という方法じゃなく、外から(ニスをかけたり)なんとかしてくれるらしい。

3つ目は、魂柱。

なんだか、本来あるべき場所じゃないとこに立ってるらしい。
う〜む。
これは完全に予定外だったけど、この際だから彼を信じることにした。
小さい音が出しやすくなる、という彼の殺し文句(?)に負けた。


弓の毛も合わせて、全部で541ユーロ。
Grothは、500ユーロでいいと言ってくれた。

というわけで、今私の楽器はリニューアル中です。
入院期間は10日。
今は、Grothのとこの楽器を借り中。


変わるんだろうなあ。楽しみ。


  
 目次へ