シネマ*マシンガン
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2004年09月24日(金) |
【ナイアガラ】滝が一番。 |
【ネタバレ注意!】
マリリン・モンローの大出世作。ナイアガラの見えるロッジに慰安旅行に来た夫妻が殺人事件に巻き込まれて…なんて書くとどんなサスペンスなんだと問いたくなりますが、はっきり言って事件の展開自体はご都合主義的な部分がだいぶ多いです。(だいたい観光客の集まるところでわざわざ不倫の逢引なんてするかー!)ちゃっちゃと逃げたらええよ、とゆうところでモタモタしていたり、時代的なことを考慮にいれても(製作は1952年)結構お粗末な事のなりゆき。
それにしても、滝壷に落ちていくっていうのは怖い。ボートで逃げようとして燃料がなくなって流されて…というプロセスはそれなり見ごたえありました。愚かな形ではありますが愛する妻を手にかけて、もはや死ぬしかない、というジョセフ・コットンの心情もわかるわかる。そして落ちていくのがナイアガラっていうのはもう、怖すぎ。絶望しきっているのねこのヒトは、と天然の舞台装置が代弁してくれているようなものです。今回一番の役者はナイアガラ瀑布さんでした。
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