水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2004年08月04日(水) 佐藤正午『夏の情婦』

録画しておいた「冬ソナ」を見たあと『夏の情婦』を読むと、全く別物で
ありながら、禁欲的恋愛と欲望の趣くままの関係、どちらもギリギリの
ところに身を置くあやうさが、鮮やかさを増していきます。

「ユジン、ユジン」と名前を呼ぶ恋に対して、『夏の情婦』では、「女は」か、
「太った女は」って、あんまりです。まあ、だから情婦なのか、、と
納得できるわけですけど。

恋人と情婦の違い・・

明日の天気が気になるのが恋人。天気はどうでもいいのが情婦。

美人だと嬉しいのが恋人。顔よりカラダ重視なのが情婦。
・・らしい。

それにしても、情婦は夏に似合います。はかない命の蝉のよう。


水野はるか |MAIL
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