水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
「緋迷宮」(祥伝社文庫)8番目のミステリーになりました。 呪詛の霊験を持つとされる井戸・わら人形・夫の愛人に赤ちゃん誕生、とくれば、 どういうお話かおおよその見当がつくはず。そうそうそういうお話です。
でもでも、ただの呪い殺そうなんていうんじゃないんです。 裏には裏が、実は…に続く実は…がでてきて、なかなかのショ〜ックッ!! その上、この裏には裏が、のタイミングが絶妙なのですよ。 海月ルイは、’02年に『子盗り』でサントリーミステリー大賞を受賞しているんですね。 こちらも読みたくなりました。
「鉄輪」は「てつりん」じゃなく、「かなわ」となってますが、京都に実在するんですか? 井戸の傍らで、怨しゅうの名前をつぶやく人が今もいるんでしょうか?
読み終えて、ハラハラから解放されても、なんとなく、モヤモヤしたまま。 まったく、んもーーーなんて愛人なのよぉーーーー!
読書日記の中心で、こんな愛人はあんまりだとさけぶ。
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