水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2004年03月07日(日) 菅浩江『箱の中の猫』

昨日の能面を題材にした『泥眼』とガラリと変わって、今日の舞台は近未来。
遠距離恋愛のラブストーリーで、胸がキュンキュン!

恋人は空の上。国際宇宙ステーションの乗組員なのです。地上で彼の帰りを
待つ彼女は児童館で働く保育士。うーん、好感がもてる組み合わせ♪
会えないふたりは、10日に一度のプライベート通信なるもので、おしゃべりします。
ふたりの会話が、、素敵です。「会いたい、会いたい」とか連呼しないところが
いいですねぇ〜。まあ、新幹線に飛び乗って、なんてできないし。。

ところが、そんなある日、宇宙ステーションにトラブルが発生し ──。

純愛、(← わお!キーを叩きながらドクンとしました!)なのですよ〜。
ピュア、(← きゃ!つぶやいてみると口元がゆるみます)なのですよ〜。

タイトルは、量子学の学者であるシュレーディンガーの猫と呼ばれるパラドックス
からのもので、それが恋愛とどんな関係がと思うでしょ?
このタイトルは抜群です。ぜひぜひ読んでみてください。

・・恋の行方は聞いちゃいけないんです。


水野はるか |MAIL
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