水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2003年12月25日(木) 重松清『サマーキャンプへようこそ』

アウトドアが得意じゃない父親と、どこかさめてる小学5年生の「ぼく」が、
初めてキャンプに参加するのですが……。

キャンプ場で子供らしさを要求される「ぼく」は、父親より冷静にまわりの空気を
読んでいきます。頼もしい父親像に縛られる父親やおきまりの子供らしさを
押し付けるスタッフの言動に誰もが思い当たるところがあるのではないでしょうか。

子供にとっていい父親とは──カッコ悪くても構わないんです。
子供を愛しているかどうか、そこが問題なんですよ。
キャンプ場でスマートに振舞っている人は、キャンプ経験が豊富なだけ。
テントも料理も、やればやるほど上手になるのは当たりまえ。
もしくは、元ボーイスカウトです。
と、「ぼく」とパパを応援したくなりました。

父親は、完全無欠なんかじゃないありのままの姿でいいんです。でないと、子供にも
求めすぎてしまいます。

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けやき通りがまばゆく輝いています。
きれいです。車で通ると光のトンネル。歩いてみれば夢心地。窓から見たら・・
電気がもったいないような・・。


水野はるか |MAIL
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