水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2003年12月16日(火) 重松清『チマ男とガサ子』 

今週から重松清の「日曜日の夕刊」(新潮文庫)を読み始めました。

日常の些細な出来事をモチーフにした12編の最初は『チマ男とガサ子』。
あー、わかるわかる、こういう男性。チマ男という呼び方は初めて知りましたが、
几帳面すぎて、綺麗好きすぎて、女性が去っていくんです。見方によっては、
几帳面、綺麗好き、とっても良いことなのに、度が過ぎると・・ね。
あー、わかるわかる、こういう女性。ガサ子という呼び方はそのまんまですね。
約束は忘れる、時間にルーズ、都合良くルールを作る人。見方によっては、
おおからで、細かいことにとらわれず、とっても良いことなのに、こちらも・・。
そんな性格が全く逆なふたりの恋のお話。

チマ男(チマオ)が一生懸命考えたドライブプランが、ガサ子のちょっとした
ことで台無しに。でも、ふたりは──。

できすぎの感が拭えないけど、いい話。
好きになることに理由なんてないんです。
こちらが照れてしまうほど、ホッ。(70ホッ)


水野はるか |MAIL
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