水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
2003年11月25日(火) |
吉本ばなな『最後の日』 |
亡き祖母に死ぬと予言された日をタンゴ愛好家の夫とアルゼンチンで過ごす「私」は、 夫への想いと生を静かに見つめ──。
せ、せつない。。こちらの胸もしめつけられます。 なんとなく過ぎていく日常。朝起きて夜眠り、日曜がきて月曜が始まり、秋が冬にかわり、 気がついたら一年があっという間。今日が最後の日だと知ったら、わたしは何をして、 誰を想うのだろうか・・なんて、句読点のない自分の日々に、ハッとさせられました。 反省します。(今日だけでも)もっとメリハリのある毎日にしよう!(来年から・微笑)
『電話』同様、『最後の日』も、主人公が愛しくてたまりません。 わたしの中では、愛しい女を描く作家といったら、山田詠美だったのですが、うーん、 吉本ばななも忘れちゃいけませんね。
ばなな、本名は真秀子(まほこ)。衝撃的なペンネームです。 一度聞いたら忘れられない名前です。「バナナ」じゃなくて「ばなな」で、好感度大。 ひらがな表記で印象が変わるものって多いですよー「タマゴ」より「たまご」とか、 「リンゴ」より「りんご」とかね。おいしそーになります。(ならない?)
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