水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
寒くなってくると、どこか暖かいところへ行きたくなります。 ここ数年、南米に興味がありまして、いつか行きたいと考えています。 わたしにとって南米のイメージは、エネルギッシュな街と人。 行くと元気になれるような気がします。(いつも元気だネーと言われてますが・笑)
そんな今の気分にぴったりな本を見つけました。吉本ばなな「不倫と南米」 !わお!タイトルに南米が!そして不倫ものですか?ドロドロはイヤですが、 南米は魅力的。7編入りで写真とイラストも豊富です。旅の行程表つきですから、 行く時、参考になるかも。どうやら、作者が南米を旅して書いた短編集のようです。
はじめの作品は『電話』── 仕事でアルゼンチン、ブエノスアイレスを訪ねた「私」 に突然届いた電話は、不倫相手の妻から彼の交通事故死を知らせるものでした。 ふたりの思い出を抱きしめて、彼の冥福を祈る「私」に届いた次の電話は──。
もーとにかく、主人公が「愛しい」のひとことにつきます。 回想する思い出が、これまたカワユイのです。ドロドロがなくてホッ。 でも、、奥さんのこと考えると……かわいそー。。。
わたしが奥さんなら、夫の愛人にこんな電話はしたくないですね。 わたしが主人公なら、愛人の妻をこんなふうには思いたくないです。 わたしが彼なら、妻に愛人の存在がばれるようなことはしたくないし・・うーむ。 ないないづくしで、共感できない部分が大きいのに、けなげな「私」から目が離せません。 原マスミの独特の雰囲気をもつイラストも必見。“南米”って、感じ。
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