水野の図書室
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2003年11月12日(水) 有栖川有栖『ホテル・ラフレシア』

昨日読んだ『暗い宿』が、奈良県吉野郡の鉄道廃線跡の辺鄙な土地にあったのに
対し、『ホテル・ラフレシア』は、石垣島の高級リゾートホテルです。
どちらか選ぶなら(誰も聞いてませんが・笑)即決!ホテル・ラフレシア〜♪
名前からしてゴージャスではありませんか。南の島の高級ホ・テ・ル。

ホテルで行われるミステリー劇を見て、宿泊者が真相を推理するイベントに招待
された有栖、火村、編集者の片桐は、ラフレシアの魅力にとりつかれたある夫婦と
出会い──。

イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」が計算された厚さで挟まれ、まばゆさ
を放つリゾートホテルに、美しくも怖い影を生じさせています。
「ホテル・カリフォルニア」の歌詞って、哲学的なんですねー!
こういう歌だったのねーと、感心×感心。へぇ〜。。
明日、純ちゃん(仮)に教えてあげよーっと。

ところで、ミステリー劇の密室トリックが……簡単すぎませんか?
いえ、主役は「ホテル・カリフォルニア」だから、謎解き難易度はこのくらいで
いいのかな。。と、考えて気がつきました。ここは、ホテル・ラフレシア。
すっかり、ホテル・カリフォルニアが記憶に刻まれたようです。深く強く哀しく。


水野はるか |MAIL
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