水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。
本を読み終えたとき、意味がよくわからなかった難解な言葉などを 調べることがあるんですが、乙一さんの本には妙に難解な漢字がでてこない ので、助かります。するする読み進められます。
ところが、『優子』を読み終えたとき、気になって調べました。 難解な言葉ではなく・・「毒草」を。
あわてて本棚からひっぱり出したのが、『野外探検大図鑑』(小学館) この図鑑、自然科学イラストレーターの松岡達英さんの絵が素晴らしいです。 繊細であたたかいタッチで描かれた動植物がたくさん。 重いので、ポケットに入れて、というわけにいかないのが唯一の難点ですが。
開いたのは、「危険な植物」(P.228-229) 絵を見る限りでは、危険には見えません。いちお、花です。 危険には二種類あって、おいしそうに見える植物と触れると毒なものがあります。 どっちがいい?って聞かれたら、(聞きませんっ!誰も!) 迷いますね〜 (だから、迷うなって !) 驚き、驚き、有毒な植物って身近にあるんですね〜 ← すごい怖い。。
ふむふむ・・セリに似ている「ドクゼリ」・・全草有毒・・ヒェ〜 「ヨウシュヤマゴボウ」・・市街地の空き地で雑草化、全草有毒!ウヒャー 他にも いろいろ・・
触れると毒なのは、「ヤマウルシ」「ツタウルシ」・・あ、これは知ってる! 古典的推理小説でたまに見かけたことありました。 「真犯人は、あなただ!ウルシにかぶれた、その腕がすべてを知っている! 被害者の腕にも!」とかなんとか言われて、犯人の告白に・・
えっーと、ほほう・・「有毒植物を食べてしまったら」・「嘔吐させ、病院へ」。 食べないようにするには・・「素人判断はさける」・・そうよねぇー 「数多く経験することだ」・・!!食べて死んだら、どーするのぉ!
『優子』に登場した毒草は「ベラドンナ」・・別名「セイヨウハシリドコロ」。 図鑑には、「ハシリドコロ」が。名の由来は、これを食べると苦しがって 走りまわるところから・・つい山菜として利用したくなるので気をつけよう、って ・・・・背筋が凍りました。
『優子』の話は、また明日。
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