松竹創業120周年『嵐が丘』2015年5月6日(水・祝)−26日(火) 日生劇場原作:エミリー・ブロンテ脚本・演出:G2出演:堀北真希(キャサリン)山本耕史(ヒースクリフ)高橋和也(ヒンドリー)/伊礼彼方(エドガー)/矢崎広(ヘアトン)/小林勝也(ジョウゼフ)/ソニン(イザベラ)/戸田恵子(ネリー) 陰山泰(ケネス医師)/小林大介(ロックウッド)/近野成美(キャシー) 他 −−−−−山本耕史さんの出演する舞台『嵐が丘』を観ました。5月12日(火)のマチネが1回目、本日ソワレが2回目の観劇です。耕史くんのFCで予約したチケットは12日が最前列上手ブロック、そして今日が2列目センターの中央寄りでした。いつも素敵なお席を頂けて嬉しいな。以前書いた日記から抜粋。「私は嵐が丘の本には苦い記憶があります。中学の時だったか嵐が丘で感想文を書こうとして読み始めたけれど進まなくて、キーワードだけ拾って提出しちゃったような、そんな思い出。この舞台がそんな思い出を払拭してくれますように。」結局舞台を観るまできちんと原作を読むことがなかったので、初見を終えてようやく「嵐が丘ってこんな話だったんだ!」と理解しました。そしてこの舞台が苦い思い出を無事に払拭してくれました。陳腐な言葉しか使えないので詳しい感想は書きませんが、配役,演出,セット,生演奏の音楽,それに役者さんの演技等がピタッと合致して作り出されたものが素晴らしくて、間違いなく「観て良かった印象に残る舞台」の一作品になりました。観ていて一言一句動きも見逃したくないなって思えて、終演後は心地良い疲れがあるような感じです。ストーリーテラーでもあるネリー役の戸田さんの語りはとにかく圧巻です。もしもネリーの台詞を台本から抜き出すとしたらいったいどれくらいのボリュームになっているのか?普通に役を演じるのとは全く違うんでしょうし、想像するだけで絶句してしまう程の役どころでした。舞台4作品目、キャサリンを演じる主演の堀北さん。「わがままで自分勝手で酷いんだけれど何故か惹きつけられる魅力がある女性キャサリン」の役柄を本当にその通りの印象に演じていらして見応えがありました。しかも(偉そうに言えば)半月前に観た時よりも更に良い印象を受けました。舞台映え衣装映えもするし、声の通りも良くて聞きやすいし、これからもコンスタントに舞台に出てくれるのではないかと思います。むしろTVよりも舞台向きの気すらしました。一幕の最後「ヒースクリフがいない、ヒースクリフ」のシーン、グッときます。ヒースクリフがキャサリンのネリーへの打ち明け話を最後まで聞いていればこんなことにはならなかったのにね。その時はまたそれでヒースクリフは怒っていたんだろうけれど。耕史くんについてはひとこと。今回も期待以上の舞台をみせてくれて、またそんな舞台に出合うきっかけをくれて感謝です。「キャサリンがネリーにエドガーとの結婚を報告するシーン(一幕最後)」「キャサリンの死をネリーから聞くシーン(二幕)」は舞台の大きな山場でもあるのですが、最初の観劇での席がどちらの場面も目の前に耕史くんで、FC会員ご褒美席かと思ってしまうくらいで嬉しかったです。表情の微妙な変化、又圧巻の嘆きが見事すぎて目が離せませんでした。「晩餐会の日に二人で屋根裏部屋にいるキャサリンとヒースクリフ」「ヒースクリフをめぐるキャサリンとイザベラの応酬」「イザベラの嵐が丘での一部始終の語り」「ヒースクリフのネリーへの告白」「死の間際のキャサリンとヒースクリフの逢瀬」等々、また観たいなぁ。この1年に観た耕史くん出演舞台は4作品(オーシャンズ11,Lost Memory Theatre,メンフィス,嵐が丘)。そのどれも異なる役柄な上に各々魅力的で、本当に良い時間を過ごさせてもらっていると思います。次の舞台はいつどんな役柄なのでしょうね。でもその前に、ようやく原作を読む予定です。今日のお土産:キャサリンの羽毛枕の羽根(笑)客席に降ってきたから帰りにもらってきちゃった。 −−−過去の今日のこと−−− 2014年05月25日(日) 夏野菜の植え付け2011年05月25日(水) ようやく1勝 ☆2008年05月25日(日) マクドナルド逗子店 閉店2007年05月25日(金) 雨降りの一日2006年05月25日(木) 江の島さんぽ2005年05月25日(水) 『ラ・トゥール展』/交流戦 巨人×ロッテ ☆2004年05月25日(火) にわかガーデナー2003年05月25日(日) 【コメダ珈琲店】モーニング初体験2002年05月25日(土) 大鶴義丹さんもお勧めの【富鮨】