少し久しぶりになる狂言鑑賞。パソコン通信の演劇系オフ会がきっかけで狂言を好きになって約10年。いろんな作品を観てみたくて、また、好きな狂言師さんの追っかけも兼ねて全盛期は1年で60回とか能狂言の会に出かけていたこともありましたが、すっかり今では1年に2回程度に落ち着いています。今日出かけたのは国立能楽堂で開催された萬狂言の夏公演。この萬狂言では今年の春公演から「一般公募された原案・台本を新作狂言として上演する」という試みをしています。その第2弾である今日の新作狂言は、ヤモリの着ぐるみが登場する視覚的な面白さの他に、狂言王道の笑いとちゃんとオチまでついた楽しい作品!狂言師さんたちもとても楽しそうに演じていらっしゃいました。夏休み中だということと、出演している子どもの狂言師(当主である野村万蔵さんのお子さん達)のお友達と思われる子達が多く観に来ていたのですが、その素直な反応も印象的でした。逆に大人の方が始まった途端寝ていたりするんですよ。終演後は二人の狂言友達と飲み会。友人のひとりが新作狂言に応募するそうなので、採用されることを期待しています。次の秋公演は10月。ご贔屓である野村万禄さんが目立つ役をやりそうなので、また一番お安い席でいそいそと出かけるつもりです。また同じ10月には久しぶりに茂山千五郎家の狂言にも出かけようと思っています(家から近い横須賀で公演があるので)。−今日の番組−「蚊相撲」(大名)野村万禄「舟ふな」(太郎冠者)野村虎之介「新作狂言 鳴大家守」(太郎冠者)小笠原匡「金津地蔵」(子)野村拳之介 −−−過去の今日のこと−−− 2006年07月29日(土) 『OZmagazine−湘南大特集−』2004年07月29日(木) 怪談狂言『耳なし芳一』2002年07月29日(月) 週初めのつれづれノート