ずっと気になっていた映画『かもめ食堂』を数日前にDVDを借りてようやく観ました。「フィンランドのヘルシンキで小さな食堂を開いているサチエ(小林聡美)。ガッチャマンの歌詞を尋ねたことで知り合った観光客のミドリ(片桐はいり)と共同生活を始め、また偶然食堂を訪れたマサコ(もたいまさこ)も一緒に店を手伝うことに。そんなサチエ・ミドリ・マサコの3人とかもめ食堂に集う街の人々との静かな日常を描く。」うまくまとめられませんがこんな雰囲気の、全てフィンランドロケの映画です。特別な事件が起こるわけでもなく日々の出来事をゆるゆると描いているので、観終わったあとに感動をするとか共感をすることかそういう気持ちはあまり起こりません。ただとにかくほんわりと心地よく、いい時間が過ごせたようなとても幸せな気持ちになる映画でした。例えば「サチエが大きなリネンのクロスでコップを拭いている」という何気ないひとコマでさえも、幸せな気持ちにさせてくれました。出来れば手元に置いておいて時々観返したい作品です(ちなみにレンタル中は3回観ました)。雑貨好きの私にとってはかもめ食堂やサチエの部屋の素敵なインテリア雑貨にもぐいぐいと惹かれました。北欧風にまとめられた店内,イッタラの食器や鍋,アラビアのムーミンマグカップ,可愛い取っ手付きのカッティングボード,アンティークのコーヒーミル,憧れのヌルメスニエミのコーヒーポット,マリメッコ・・・。どれもこれも雑貨ファンには見逃せないものばかりです。そしておにぎりをはじめとして焼き鮭,とんかつ,豚肉のしょうが焼き,煮物,シナモンロール,コピ・ルアック等々、登場する食べ物がどれも印象的で美味しそう!!うちはグリルで魚を焼いていますが、あまりに美味しそうなので思わず焼き魚用の網を買ってしまおうかと思いました。そして3回目の鑑賞時にはちゃんと手作りおにぎりを食べながら鑑賞しました(^^)実は私はフィンランドという国にとても興味があります。きっかけは12年程前に買った『フィンランド語は猫の言葉』(稲垣美晴)という本だったのですが、それ以来行く予定もないのに北欧のガイドブックを買ったり、北欧について書かれた本を読んだりしています。今回この映画を観てそんなフィンランド熱がまた少し高まりました。でも訪れることは難しそうなので気に入った北欧雑貨を集めることで我慢します。補足: 群ようこさんの原作本(映画の為の書き下ろし)と大筋は一緒ですが、映画では3人の境遇が細かく描かれていないところが逆に良かったような気がします。「地図で指さしちゃったからフィンランドに来た」、それだけで十分です。『かもめ食堂』http://www.kamome-movie.com/ −−−過去の今日のこと−−− 2005年11月22日(火) 千趣会ドリームBOX2004年11月22日(月) 警察の巡回訪問2003年11月22日(土) 今年も年末バイト決定2002年11月22日(金) 年末バイト決定