逗子発・おさんぽ日和
  だぴょん 

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 『萬狂言−冬公演−』

「もうい〜くつ寝ると〜S&D〜♪」で頭が一杯な私だけれど、今日は狂言ご贔屓さんの舞台へ。

今日の演目のサブタイトルは「酒」でまさに私にうってつけ。狂言の中にはお酒を扱った作品がとても多く、今日はその中から3演目が上演された。
「お酒を飲んで酔ってしまい何かやらかす」というのがお酒を扱った作品のオチになることが多いのだけれど、その酔った演技がこれらの作品の見所のひとつでもある。今回も明るい万之丞さんの酔いっぷりや、顔も赤く染めてほろ酔い演技を見せる萬さんの芸を堪能することが出来た。

最後の演目は『木六駄(きろくだ)』。「大雪の中、主人から用事を言いつけられた太郎冠者(家来)が一人で12頭の牛を引き連れて都に出かけていく途中、休憩した茶屋で酒を浴びるほど飲んでしまい・・・」という内容。お馬鹿なオチが楽しい演目なのだけれど、「大雪の中一人で12頭の牛を追う演技」(もちろん紙吹雪や牛は出てこないので牛追いは全て一人芝居で表現することになる)や「酔った演技での問答や舞・謡い」など技量の必要な狂言で、大曲として扱われている。このシテを今回は大好きな野村万禄さんが演じるのでずっと楽しみにしていた。
よく「舞台上に牛は何頭見えたか?」と言われるこの演目、私が以前見たことのある人間国宝:茂山千作さんの舞台の半分位の牛しか見えなかったような気がするけれど、舞いの部分や問答では万禄さんらしい大らかさが出ていてそれがとても良かった。そして何より本当に久しぶりに万禄さんのシテを見ることが出来て本当に嬉しかった。好きな狂言師さんはたくさんいるけれど、やはり狂言にはまるきっかけを作ってくれた万禄さんは特別な方だ。

今年も何回か万禄さんの舞台を見ることが出来たらいいな。そしてまたお話をすることが出来ますように。

−−−過去の今日のこと−−−
2003年01月12日(日) 八重山紀行 〜2日目〜
2002年01月12日(土) 商品券で【寿司よし】ディナー

2004年01月12日(月)

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