斎藤晴彦さんと上川隆也さんの二人芝居『ウーマン・イン・ブラック』観劇@PARCO劇場(本日はJCB貸切公演)。「どうやらホラー系らしい」という程度の予備知識だけを持って観劇し、その通り観劇中、終演後とぞぞぞーっと怖さを味わってきた。いろいろ書くとネタばれになってしまうので書かないけれど、正直なところ途中で「最後はきっとこうなるんだな」という予測は出来る。でも落ち着いてよく考えると「あれ?もしやこの呪いは私達にも?」と気づかされ、そこでまたぞぞぞーっ。もちろんあくまでも舞台上の作り話なのだけれど、そういう風に思えてしまうのは、斎藤さんと上川さんの巧みな話術・演技によるものなのだろう。特に何役も演じる斎藤さんの絶妙な間の取り方や演じ分けには随所で笑いが起きていた。この二人芝居を大きく支えるのは舞台上の大小道具と効果的な照明、それに音響。音はサラウンドのようにいろいろな方向から響き渡るようになっていて、今回ちょうど私の座った席の後ろ(上)にそのひとつのスピーカーが設置してあった。しかもそこから響いてくるのは想像力を刺激するようなホラーな効果音ばかりで、再三身の毛がよだってしまった・・・怖〜っ。お二人の話術を十分に堪能出来た秀作。上川さん素敵だし♪ ドラマも素敵だけれどこれからもずっと舞台で活躍してほしい役者:上川さん。来春の明治座公演『燃えよ剣』も観に行こうかなぁ。 −−−過去の今日のこと−−− 2002年11月14日(木) 『金剛山歌劇団 千葉公演』2001年11月14日(水) 続・アド街隊目撃!