昨日に引き続き本日も無料エンタメ生活。8月中のテーブルタップ公演に引き続き、本多劇場グループHPのチケットプレゼントで頂いた本日のThe 30's(サーティーズ)の公演。今回どこに惹かれて申し込んだのかと言えば「私も30'sだし」という単純な理由なのだけれど、招待案内を頂いた後に読売新聞に写真入りで公演案内が掲載されているのを見て、「注目されている劇団なんだなぁ」と期待して出かけた。会場は前回のテーブルタップと同じ下北沢の「劇」小劇場。「当日は混雑が予想されますのでお早めにお越し下さい」と言われていたので30分前に出かけたのは正解だった。公演最終日ということもあるのだろうけれど人が来るわ来るわ、最終的には超満員で、たぶん当日券目当てで来て入れなかった方もいるくらいになっていた。客層は「自分も演劇をやっています」って感じの若い方から、そして年配の方まで幅広い。劇団のコメント: 人と人が惹かれあう時、容姿・年齢・国籍・性別・学歴、何が一番作用するのでしょうか? 人が人として誰かを求める時、魂のパートナーをさがす時、相手が異性でなくてはならない「掟(きまり)」があるのでしょうか? 同性だからこそ、相手に甘え過ぎず、頼り過ぎず、持てる限りの愛情と思いやりを相手にそそぐ。結婚という制度がない分、信頼を生活の基盤とし、お互いを大切にする努力を怠らない。 そんな同性同士の生活があることを知った時、私達はその本質を追求したくなりました。コメントにもあるように今回のお芝居はレズビアンカップルを中心にその母親、そして二人をめぐる女たちを描いた作品となっていた。出演は女性5人、舞台はそのカップルが暮らす部屋という設定。この部屋を舞台にさまざまな人間模様が繰り広げられる。パートナー(女性)に恥ずかしい思いをさせたくない、認められたいという一心でがむしゃらに働く主人公の女性、その娘に「普通の生活」をしてほしいと願う母親、そしてそのパートナーの女性をずっと思い続けているもう一人の女性・・・。そんな女性たちの心の葛藤が丁寧に描かれた作品となっていた。私は同性愛者や性同一性障害でなく、また近しい方々からそういう話を聞いたこともないので根本的に理解出来るとは言えない、というか自分のこととして考えることは出来ない。けれど、この作品の主題はそれ故の苦悩を描きつつも「人が人を想う気持ち」をメインに描いていたので、私の中でも共感しながら観劇をすることが出来た。それは親に対してだって友人に対してだって同じだから。そんな演じている方々の気持ちがとてもよく伝わってくる素敵な公演だった。この劇団は現在5人の女性で活動しているという。そのうちのお二人(深水みゆきさんと越智絵理花さん)が「劇団四季20期出身」なのだそうだ。ロビーにも同期からということで贈られたお花が飾られていた。20期っていうとどなたと一緒なのかな?以上、下北沢のネットカフェにて。さてこれから無料エンタメ3本目の試写会に行かなくては。 −−−過去の今日のこと−−− 2001年09月16日(日) 憧れの生活を満喫