昨日昼間、またも主婦の特権:レディースデーを利用して『黄泉がえり(よみがえり)』を鑑賞した。最初にあざみ野から市営地下鉄で3駅のセンター南にある【109シネマズ港北】に出向くと、40分近くも前に行ったというのに13:10の回は満席だとのこと。次の15:50では夜の予定に間に合わない。「別の日にしようか」とも思ったが、この機会を逃すと結局見ないで終ってしまいそうだったので、本屋で『ぴあ』をめくり、近くでこれから出かけても間に合う上映館を探し、結局自由が丘駅から5分程のところにある【自由が丘 武蔵野館】で14:00の回を鑑賞した。草なぎ剛さんと竹内結子さん主演のこの映画は、題名の通り「死んだはずの人が自分のことを想い続けてくれた人の前に突然蘇ってくる」という物語だ。これだけではSFか?ホラーか?というところだが、全体としてはファンタジー&ラブストーリーになっている。映画自体は原作があるものなので、そちら比べてのいろいろな意見もあるのだろう。そして正直なところ「絶対にありえない世界」のことを描いているだけに、見ていて矛盾や疑問を感じることもある(らしい・・・らしいというのは、見終わってから某所の書き込みを見るとそんな意見がたくさん載っていた)。けれど私自身はそんなことは全く気にならなかったし、「別に映画の主題から考えれば関係ないことなのでは」という感想だ。派手さはなく淡々と丁寧に作られた映画という感じで、見終わってからはしみじみといろいろなことを考えさせられた。そしていくつかのシーンでは目頭が熱くなった。やはり年を取るとちょっとしたことで涙脆くなるらしい・・・。私はこの年になるまで「身近な人の死」を経験したのは母方の祖母が亡くなった時ぐらいだ。とにかく「死」ということが怖くて仕方がない。けれどいつかは必ず訪れる大切な人の死・・・。その時、映画で語られた「たとえ一秒でも自分が本当に愛した人と心が通じ合えたなら、自分の人生が幸せだと思える。その想いがある限り前を向いて生きてゆける」という気持ちになることが出来るのだろうか? 「あなたにとって、黄泉がえって欲しい人は誰ですか?」 −−−過去の今日のこと−−− 2002年01月30日(水) あざみ野の梅林