逗子発・おさんぽ日和
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 八重山紀行 〜3日目〜

○今日の行動○
  9:10 石垣島発小浜島行き高速船乗車(9:35着)
     到着後、徒歩にて小浜島内観光
 14:35 小浜島発石垣島行き高速船乗車(15:00着)
     到着後、徒歩にて石垣島市街地散策
     宿泊は石垣島で

○小浜島案内○
 2001年NHK朝の連続テレビ小説『ちゅらさん』の舞台になった島。石垣島(&竹富島)と西表島の中間にあり、西表島との間の海域はマンタの通り道として有名なヨナラ水道というダイビングスポット。周囲約15km。歩けど歩けどさとうきび畑と牧場が一面に広がる素朴で静かな島。島の南東には東京ドーム40個分の広さを持つ【ヤハマリゾートはいむるぶし】と、ゴルフ場を併設した【ヴィラ ハピラパナ】というリゾートホテルがある。

○まわったところ○
【大岳(うふだき)】(以下小浜島)
 標高99mの大岳は、青い海に浮かぶ周囲の島々と小浜島全体を一望出来る必見スポット。ヨナラ水道を挟んでわずか2km先の西表島は目と鼻の先だ。頂上の展望台へは林の中の整備された急勾配な階段を7,8分登る。帰りは別の登山道を利用してみた。往路と違って「けもの道をかき分け」という感じだったが、これもまた楽し。
【番外編:道に迷う(^^;】
 大岳下山後、アカヤ崎という場所に『ちゅらさん』にも登場した印象的なガジュマルの木(通称“和也の木”)を見に出かけようとする。軽トラで通りかかったおじさんの丁寧しかしアバウトな道案内を聞き進むことしばし。全く着かないのでおかしいと思い、さとうきび畑で作業をしていたおじぃおばぁに確認するとびっくり! アカヤ崎とは反対側に位置する細崎方面に来ていると言う(ちなみに「アカヤ崎に行きたいのですが」と訊ねると、「『ちゅらさん』の木のところだね〜」という言葉が返ってきた。この島での『ちゅらさん』視聴率は限りなく100%に近いのだろう)。
その後何とか軌道修正するも行けども行けども到着しないので、諦めて島の中心にある集落へ目的変更する。それでもガジュマルの木は、丘の上にポツンと立っているのを遠目に眺めることが出来た。
一面に広がるさとうきび畑と青い海。突然そこにいる黒牛&ヤギ、野生化している?孔雀を眺めながら一時間程ののんびり散策となった。それにしても見事に何にもない・・・。
【こはぐら荘】
 『ちゅらさん』の主人公:古波蔵恵里(えりぃ)一家が那覇に引っ越すまで経営していた民宿(という設定のロケ場所)。入口に「ウェルカムですぅ! こはぐら荘」とドラマのまんまの表札は出ているが、本当に泊まれる民宿ではなくて実際は普通の民家。
【シュガーロード】
 集落からヤマハリゾート方面に伸びる約1km程の真っすぐな道の名称。ゆるやかなアップダウンがある。名前からもわかる通り、道の両側にはさとうきび畑が広がる。・・・と言っても「どこもかしこもさとうきび畑なのだから全ての道がシュガーロードじゃん!」。歩くと風が通りとても気持ちがいい。まさに♪ザワワ ザワワ ザワワ〜の歌の世界だ。『ちゅらさん』の中でも何度か印象的に登場した場所。

【具志堅用高記念館】(以下石垣島)
 石垣島生まれのスター:元ボクシング世界チャンピオン具志堅用高さんの足跡を辿れる記念館。その昔彼のファンだった旦那の要望により来館。以下は入館した旦那による説明。
「入場料400円を払って2階にあがるといきなりゴングが鳴り、チャンピオンを奪取した試合の模様がビデオ放映されはじめた。中には小さなリングとサンドバッグと多数のトロフィー、賞状。それに防衛記録の足跡を記録したパネル。ちょっと400円は高いなあといった印象。ずっとビデオを13回防衛するまで、見ている時間があればいいのだろうけれど」 ちなみに彼の直筆サイン色紙も販売している。
【八重山平和祈念館】
 具志堅・・・の前にある建物。いわゆる“戦争マラリア”の実態とその撲滅に奮闘した方々の様子を展示してある。こういう実態を知るとおじぃおばぁ達の中にある内地の人に対する複雑な気持ちがよくわかる。入館料大人100円。
“戦争マラリア”とは・・・第二次世界大戦最中、日本軍は軍事行動の邪魔になるからと石垣島や波照間島などの島民を、マラリアに罹患する危険がある地帯(有病地域)と知りながら、西表島や石垣島の山岳地帯に強制移住させた。その結果3,600名余りもの尊い命が奪われることになった。沖縄本島のように地上戦はなかった八重山地方だが、もう一つの沖縄戦とも呼ばれる忘れてはいけない辛く悲しい歴史の事実。

○お食事処○
【シーサイド】(小浜島)
 昼食で利用。地元で人気の食事処。昼時に入ったらすぐに満員になってしまった(ここで道を訊ねた軽トラのおじさんに再会し、声をかけられた)。私は“ポークたまご定食”(沖縄でポークと言うのはランチョンミートのこと)、旦那は“パパイヤチャンプルー定食”(熟れたパパイヤではなく青いままのパパイアをせん切りにして使う)を注文しながらオリオンビールを堪能。日差しの強い中をガンガン歩いた後の生ビールの美味しさは格別! お値段は定食で500〜600円程と良心的。美味しくておすすめのお店。ちなみに店名とは違い集落の中にある。

【一仙】(石垣島)
 夕食で利用。桟橋に近い繁華街にある郷土料理を食べられる居酒屋。“テビチの唐揚”(豚足を煮込んだもの=テビチ を、形が崩れるまで煮込んで揚げたものらしい)が名物ということで注文。肉団子のようなものが6ヶ出てきたのだが、味は微妙・・・。いや美味しくない訳ではないのだが。もちろんここでもオリオン生をガンガン飲む。
こちらで初めて“ジーマミー豆腐”(落花生が原料の豆腐で、食感はゴマ豆腐。甘いタレをかけて食べる),“豆腐よう”(豆腐を泡盛と米麹で発酵させたもの。ねっとりとした食感の酒の肴)、“イラブチャーの刺身”(よく写真で見かける鮮やかなブルーの色をした魚のお刺身。当たり前だが刺身はその影も形もない。「コリコリと歯ごたえがあり鯛と同じ食感・味!」と思ったら、和名はアオブダイというのだそうだ)の郷土料理を食す。

○お宿○
昨日同様【楽天屋】
 桟橋や繁華街からも近くてとても便利だと実感。門限がなくて24H出入り自由、部屋の鍵はチェックアウトまで自己管理、というのも気楽でいい。

○余談○
 とにかくひたすら歩いた1日。小浜島で歩き、石垣島に戻ってからも記念館まで歩き(片道20分程かかる)・・・。ここでダウンして「タクシーで帰る」という旦那を尻目に、私は裏道をのぞきながら桟橋方面に戻り、ついでに【あやぱにモール】などの商店街をひとまわりしてから民宿に戻った。歩けばビールも更に美味し(^^)

○ひとこと○
 小浜島・・・本当に何にもありませんでした。『ちゅらさん』で一躍脚光を浴びることになったのに妙に観光化されることもなく、そこがまた素敵な印象の島でした。さとうきび刈やゴマの植付けなどを手伝いながら農業体験出来る(宿泊費・食費無料)民宿もあるようです。長逗留して心の洗濯をするにはぴったりの島かもしれません。
『ちゅらさん2』がこの3/31から6回の予定で放送されます。小浜島の風景も映るといいな。

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2002年01月13日(日) あざみ野街小ネタ 5連発

2003年01月13日(月)

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