イタリアの空(わからんて)(2002.1.14)
なんかしらんが昼から母が大量にオニオンロールを焼き、 昼ご飯を食べておなかいっぱいの私が2階でくつろいでいると、 ダダダッと階段を上がってきて、
「ほら!今焼いたんよ。食べて!
ちゃんと中まで焼けてる?」
などと言って実の娘に毒味を迫った。
ちゃんと焼けていると言うと、
「よかった〜! Hちゃんにあげよっと。」
などと言い捨てすぐに降りていく母。
たのむから焼けてるかどうかなど、
自分でたしかめてくれ。
母作成オニオンロール
夜になってお出かけ。 途中、花屋さんで花束を作ってもらい、前から気になっていたイタリア居酒屋へ。
Kちゃんと他2名がまだ結婚式場から出ていないというので、 岡山駅近くで花束を持って待っていたが、いつまで経っても来ない。
花束を持って普通は待ち合わせ場所にしないであろうという場所で ぼけ〜っと立っている私がよほど奇怪に見えたのか、通行人にやたらジロジロ見られた。 あまりにヒマなのでこっちも見てやれとばかりに通行人に注目していると、 チャリで走る小さい人を発見!
「Nさん!!!」
「うわっうわっ(驚)」
N(トトロ)さんは暗闇にぬぼ〜っと立っていた怪しげな女に突然声をかけられ 大層驚いていた。
しばらくKちゃんご一行様がやってくるまで話し相手になってもらい、 久し振りにKちゃんを見たNさんは(みんな同じ会社にいました)
「変わってないなぁ」
などと、その言葉そっくり返しますと言いたくなるようなセリフを残して去って行った。 (Nさんは私が入社当時から10年以上のつきあいになるが、いっこうに老ける様子がない)
4人で揃って、居酒屋へ向かう。 すると、居酒屋の前に一人の女性が花束を持ったまま呆然と立っていた。
「あああ! やっと来たぁ!!!」
私と同じ状況で非常に困っていた様子に
「わかる、わかるよその気持ち!」
と肩をがっしり組みたくなったがやめておいた。
店内に入ると男性陣はすでにやってきていた。 今日の主役以外は揃った状態で、しばし待ったがなかなか来ない。 なんだか合コンみたいな状況になってますし、人数的に。
店内は居酒屋だけに微妙に暗く、ちょうどいい具合に眠気を誘うような、 そんな暗さに一同、半目になって黙り込んでしまった。
やっとのことで主役の二人登場! Hさんに早速、置き場がなく邪魔だった花束を贈呈。 結婚式より前に何か品物を買おうかと思ったんだけど、 何がいいかわからないし、聞いても彼女は遠慮するタイプなので 今日花束を渡すことにしたのだ。
今日の2次会は少人数で、普通に飲み会してるみたいで ほんとに親しい友人だけ呼んだという雰囲気。 そんな中に私が入ってていいのかしら(汗
主役の二人が大きな袋から何かを取り出し、それを開けると なんとKちゃんのバースデーケーキが!
そう、今日はKちゃんの誕生日だったのです。 忘れとった。
Hさんの結婚式が決まった時、 「自分の誕生日に人のお祝いせんといけんのよ〜〜(笑)」 と冗談まじりに言ってたKちゃん、大喜び(笑) 長いローソク3本(三十路だから?)の火を吹き消した後、 女の子だけでわけて食べました^^
そこで、もう一人のKちゃんが一言。
「やっとこれで全員みそぢになったねぇ!」
ああ、みんな年くったなぁ。
食事中に、結婚式のビデオ(8ミリ本体で再生してもらった)を見せてもらったら、 溜息が出るほど綺麗なHさん(*^_^*)
彼女は確かに元々すごい美人なんだけど、 ドレスを着るとほんとにお人形さんのようだった。 やっぱりみそぢになっても美人は得するなぁと思いつつ、 新郎であるSくんが披露宴で絶唱する様を見ていたのでした。
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