Wanderings / 千津
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 2004年09月04日(土) 不純な動機の人のための語学留学ことはじめ 

かく言う私も片手で足りる程しか語学学校に行っ(てみ)ただけなので、そんな偉そうなものじゃないんですけれど、また酔った勢いで書いてみました。これから行く人に役立てれば幸いです(時期外れ)(冬の留学に!!)。

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語学学校には入校日や授業週が指定されているところがあります。それは効率良く授業を行うために、テストを区切りとして決められているものであり、長く、深く、語学を勉強しようと言う人にとっては有難い指針だと思います。
しかし、誰でも気軽に海外に行けるようになった現在、語学学校に行く人の誰もが↑そこまで深い思い入れを持つわけではなく、「語学が好きだから、現地に観光がてら勉強しに行こう」から「すこし長めに滞在したいけれど、ホテル代がかさむから、半日授業で語学学校に在籍して、ホームステイで宿代を浮かせよう」という人まで様々でしょう。

ここでは、そこそこ勉強して、現地の暮らしを体験して、観光にも行って、楽しみたい人にとって役立ちそうなことを書いてみます。

入校日は月曜日にする
週ごとに学習する単元が変わり、月曜には概要が語られたり、生徒個々人の理解度を見た導入があるので、初めからいた方が取り組みやすいです。

進級テストの翌週に入学する
進級テストが毎週なのか、月ごとなのか、学期ごとなのかは学校にもよりますが、テストを区切りとして大まかな学習範囲が設定されています。進級テストの翌週から新しい範囲になるので、これも月曜入校と同じく勉強がしやすいです。また、クラスの生徒の顔ぶれも変わり、改めて自己紹介がされたり、人間関係が固まっていないので、友人を作りやすいです。

月初め、月曜日は休まない
週明けはダルくて学校に行くのが面倒かもしれませんが、特別レッスンの予約などは月曜日に行われることが多いので、月曜日を逃すとアウトです。

ホームステイ先は街中にする
郊外の広々とした1軒屋でホストファミリーとほのぼの過ごすのも悪くないけれど、郊外に出ると交通機関がありません。平日の終電・終バスが22時。土日は18時で2時間に1本。それを逃せば小一時間ステイ先まで歩く…なんてことが多々あります(ヨーロッパもアメリカもオーストラリアも全てそうです)。折角の週末なのに夜遊びも観光もままならないので、多少のことには目をつぶって街中にステイするのがおすすめです。

紹介機関を利用すると、得をする?
日本人のスタッフが居る、留学斡旋機関を利用すると、入学料が無料になったり、レッスン料が割引になったり、日本語入力のできるパソコンが無料で利用できたり、生活などのサポートが受けられたり、などがあることもあります。
いずれも民間の企業のサービスで、大きく2種類にわけられます。「日本と現地にオフィスがあり、日本円で費用を支払うところ(= 国内型)」と「現地にのみオフィスがあり、現地通貨で費用を支払うところ(= 現地型)」です。
どちらも一長一短で一概にこれが良いと決めることは出来ません(あたりまえ)。

・国内型の特徴
日本国内で留学雑誌を発行している会社もあり、初期段階でとりつきやすい。
手続きを郵送と電話(またはFAX)で済ませることが出来る(現地型はインターネットがメインで、郵送は最小限)。
会社の住所が国内なので、なんとなく安心できる。
大都市で説明会が行われたり、事務所に直接出向いて話をすることが出来る。
細かなカウンセリングを受けることが出来る。
多様なオプションサービスがある(渡航前講習、ビザや航空券の手配、観光を交えたプランの設定、など)。

費用が高い。
入学できる学校の数が限られる(現地型に比べると少ないです)。
現地サポートが行き届いていないこともある(同じ会社でも場所によって当たり外れがあるらしいです)。


・現地型の特徴
地域に密着しているので、詳しい情報があり、量も豊富
現地通貨建てなので、割安
アットホームな雰囲気のオフィスが多く、スタッフが親しみやすい(要望を出すと、すんなりかなえられることも多いです)
オプション (空港への出迎えサービス、入校手続き、現地サポート、ホームスティ先の斡旋、など) の選択が自由にできる

感覚が少し日本とズレているので、至れり尽くせりでなかったり、不親切に感じることがある
現地に飛ぶまで担当者の顔が見えない(信用の問題)
ビザや航空券の手配はしてくれない(ところが殆ど)
海外送金は大きな銀行に出向かないと出来ない(時間が解決してくれると期待してますが、人口の少ない地方都市の人は面倒かもしれないです)


個人的には、現地に行くまではなんとか一人で出来るので、下手にあれこれサービスを付加されて余計なマージンが取られるよりも、好きな格安航空券が選べたりして(だから帰りは第3国経由で観光も出来たりする)、現地でのサポートがゆきとどいていて、必要最小限の費用で済む「現地型」で十分ですが、はじめて海外に行くので不安な人、国内にオフィスが無いと信用できない人は、少々割高でも安心を買うつもりで「国内型」が向いているのかもしれません。

暫定稿20040903 加筆修正予定。

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サイトに載せるつもりだったんで文章が硬いです。FTPのパスワードとHTML成型が面倒だったので、とりあえずこっちに。ずっとコレやりたかったんですよ、「不純な動機の人の為の語学留学ことはじめ」みたいなの。ベテランさんが見たら適当っぷりを笑われそうなんですが、私的には正直に書いてるんで、お手柔らかに批判ください。



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