2003年12月29日(月) 気違いに失う信用
なんか、自宅に静養しに来たはずなのに、パソコン関連のことを沢山頼まれる。
型落ちノートPCをリカバリしてLANカードのインストールとセットアップをして、ネットを見られるようにしてくれ、とか(当然MSに行って膨大なアップデートを行わないといけない)。
自宅用と事務所用の年賀状を、膨大な素材集から選び出して作ってくれとか。
型落ちノートPCの処理能力とか、回線の細さ=時間のロスに苛立った。気付けば半日3台のPC相手に作業していた。頭痛がした。切れた。
運悪く夕食の時間帯だったので泣き叫ぶわけにもいかず、壁を蹴って発散しようと思ったけれど、屋内に適当な壁が見当たらなかったので、家の外に出た。近所の人の目が無いことを確認してコンクリートの基礎を蹴ったけれど、弾性が無さ過ぎて痛かった。我が家の外壁はモルタル塗りなので、蹴るまでも無く然り。仕方ないので家の中に戻って強そうな壁を探したけれど無い。
苛立ちを発散出来る材が無いなら、自分の足に緩衝材を着けて蹴ろうと思い、スリッパを履いて誰も通らない廊下の壁を蹴った。床を蹴った。だけれど、全然足りない。だけど叫べない。どこにこの苛立ちを発散させればいいのか分らなくて声を殺して泣いた。
母に子犬が振動を聞いて怯えていると言われた。
子犬の成長に悪影響だから止めなければならない。だけど私の苦しさはどうしたらいいの、私だって苦しいんだよ、すごく我慢しているんだよ、叫ぶことも蹴ることも出来なくて何も許されなくて私はどうしたらいいの。
浴槽に張られた湯が循環している音が聞こえた。家にはユニットバスが付けられているから、そこなら多少の音は漏れないだろうと思った。浴室に入って洗い場で膝を抱えて泣いた。声は掠れて少ししか出なかった。そのままお風呂にでも入れば気分転換になるのだろうかと思った。一旦浴室を出て服を脱いで改めて入浴した。お湯の中に顔を埋めて叫ぶと声は殆ど漏れなかった。
気が狂える人になりたい。狂いとか歪みを開放できるようになりたい。私は自分のうちに溜まるそれに最後まで気付けないし、気付いた時には手遅れだ。なんで中途半端なんだろう。ノーマルンは嫌いだ。眠気で何も考えられなくなる。気違いだから眠らせておけばいいとか、そういう考えなんだろうか。確かに衝動が抑えられなくなったとき、私みたいな人間はあの薬で眠らせてしまえばいいんだと思う。そう思って逃げた、でももう嫌だ。
身体を念入りに洗った。血が出ても気にせず洗った。入浴を終えて元に戻ると3時間以上経過していた。感覚とか、何も無い。
正直、なんでエロオタクサイトを見るヤツの為に私が1日潰してセットアップしていらなきゃいけないの、とか、そういう意地悪な悪態をつきたい。他人に頼りすぎなんだよ、そんなに望むなら自分でヤれよ、とか平気で思う。心が荒む。うざい。死ね。
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