Wanderings / 千津
目次 初日 最新日 リアルタイム

 2002年08月30日(金) not "real time" 

「不動産屋さんに行く」ってメールが来た。一時間くらいして気づいて「気に入る物件が見つかればいいね」って返信した。半分本当で嘘の気持ち。

一緒にいてほしいと思う。今までと同じでいてほしいと思う。出て行ってほしくないと思う。そう言ったらまた困った顔をするだろうから、素直に賛成するふりをした。それが我慢?

返信しなきゃよかった。彼の意思かどうか気になったのだけれど、もし彼が親に引きずられて行ったのだとしても、私には関係の無いことなのだから、私の言葉が入る余地なんてないんだ。

----------

今日は写真を撮りに行ったのだけれど、彼のメールが気になって全然笑えなかった。せっかく綺麗にお化粧とヘアメイクをしてもらったのに、勿体無かった。苛々して周りの人も不愉快にさせてしまった。

朝のメールだけならそんなに不機嫌にならなかったと思う。何度かメールが来て「(こんな条件なんだけれど)決めてもいいと思う?」とか「どうしよう、年内は見送ったほうがいいかなあ」とか聞いてくるから、悩んでいるんだったら私の言葉が入り込む余地が残されているんだろうかと思って、我慢できなくなって、引き止めてしまった。

不動産屋さんに借りる方向で話を進めていたらしいけれど、それも取りやめさせた。電話で話して、すぐに「やめようかなあ」と言ったのに、いつまでも動こうとしないから口先だけじゃないかと疑って、長く話すうちに彼は面倒になったのか意固地になったのか「ひとりで住む」と言い張って、私は泣いて嫌がられて、長く話して良いことなんて何も無い、いつも話が拗れていくだけ。一度決めたのならいつまでも話を蒸し返して話さなければいいのに。

解約させて「一日の行動が無駄になった」と嘆き苛立つ彼に「じゃあこの前の私の気持ちも少しはわかるでしょう?」と聞いたら「知るか」と返された。九月に引越しはしないと約束したことも、彼の母親の感情論で「一日の行動が無駄になった」挙句周りの人間に迷惑をかけられたことも、彼は考えない。結局私のことを考えていない。

大嫌い。嫌い。嫌い。嫌い。本当に嫌い。腹が立つ。


目次 初日 最新日 電子メール ホームページ リアルタイム