原案帳#20(since 1973-) by会津里花
★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲

2002年05月20日(月) 境界例(←しつこい)

[実は翌日に書いてます。05:58 02/05/21]

先々週ある人から心外なこと言われた、というそのことについて。
「あなたは自分のことをボーダーだとか言ってるし」
どうやら、その人は私のそういうところを軽蔑しているようだ。
そういう意味にとれる言い方だったと思う。

……ただ、ねえ。
説明がついちゃうんですよ。
私のこういう「無防備」なところとか。
自己評価が低くて、いつでも誰かに見捨てられはしないかと怯えているところとか。
(だからこそ、その人が私に対して「決別」した、とか言ったことが
こんなに後まで尾を引いているのでした)

私はよく「人の心は一人分」という言葉を使う。
そういうとき、私は自分のことを「冷たいヤツ」と捉えてしまったりする。
でも、それは私にとって、自転車のハンドルを離して、腰と膝だけでコントロールしようとするのと
どこか似た、不安の感覚を呼び起こす。
(だからさー、簡単に「両手離し運転」って言えばいいじゃん(^^;)
(自転車ネタを話題にすると、なんとなく「ああ、私、静岡人だなあ」と思ったりする)
実はそういうとき、私は必死で「自立」しようとしているのだった。
母親(注:現実ではなく架空の)が支えてくれる手をふりほどき、
自分の足だけでよちよちと歩き始めるのと似た感覚。

そのとき、リアルの母は?
あー、そうだそうだ。わかった。
私の母は、離れていく私を、不安げな目で見ていた。
……ような気がする。

でもなんか、私の父親もどこか「境界例」っぽいところがあったような。
一人でしか仕事できなかった、あれわかりにくい?
つまり一人で開業したのはいいけれど、
母親に仕事手伝わせたりするだけで、
たまに職員募集とかしていたらしいけれど
けっきょく一人も定着しないで辞めてしまい、
一人ぼっちで3、4人分の仕事をこなしていた……
というと「わぁ、すごい♪ お父さんってカッコイイ」とか言いたくなるけど、
実はめちゃくちゃ杜撰な仕事になっていたのでした。


……と、「私はボーダーだ」みたいなことを性懲りもなく書き連ねているけど、
例の心外なメールに対しては「今はそんなこと言わないもん」と取り繕ってみたけど
自分についてそういう視点で語ることによって自己分析し、
認知によって回復を目指す、
そういうやり方もあるんだ、と気が付いたから、
例のメールの主のことはもう気にかけるのはやめて、
また「やたらと自己判断して言いふらす=みっともない」と思うのもやめて、
私自身について「これ、ボーダーっぽい」と思うことは
これからもやっぱり「性懲りもなく」書きつづけようと思います。

以上。
(よその掲示板とか見ながらちんたら書いて、今[06:52 02/05/21]。)


★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲