原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年05月01日(水) ひまわりの庭 「役に立つアディクション」

★1・ひまわりの庭
★2・今日やったこと
★3・「役に立つアディクション」



★1・ひまわりの庭

・ギター×2
(一人はふだんはベース、ギターの子がVo)
・アコーディオン(+cho、この子だけFでふだんはもっと大きいキーボード;
 あとの子はM)
・パーカス(ふだんはドラム)
『Sunflower's Garden(サンフラワーズガーデン)』

なんか、20年以上前の私を思い出してしまう。

それにしても、いい時代になったものだ。
(だってさー、20年前だったら「ダサイ」とか言われてたような歌詞だって
冷戦の縛り→偏見がなくなっちゃえば、素直な気持ちをすっきり言い表す
良い歌詞だ、って認められるでしょう……
……以下愚痴省略←うざいもん(;_;)……)

コーラスがキレイ♪
「毎日路上ライブやってきました」だって! すごーい♪
ビートルズだって、ハンブルクでは毎日8時間もライブで「働いていた」んだから!
やれいやれい、もっとやれー!……って、なんか無責任っぽいけど、
こういうことはあんまりうだうだ考えないで、とにかく「やる」のがいちばん。

……って……

私がこんなにすっきりと言えるのは、
はっきり言って今の自分に責任をとる相手がいないから……なのよね……

ええい、無理やり落ち込むのは、もうやめ!

二十年ちょっと前に進学したとき、あれほど音楽だけにのめりこもうとしたのは
私が自分を助けるためだった。
音楽があれば、私は幸せな気持ちでいられる。
それがたとえ、本当はあれこれ考えなくちゃいけないのであっても
考えすぎない、ということで初めて身動きしやすくなる「余裕」って、
ぜったいあると思うのだ。

せっかく、ちょっとずつ「自分らしく」なってきたのだから。
楽しいことを、ちゃんと楽しもうよ。

Sunflower's Garden = "Brand-new"(メジャーデビューシングル)

すっごく、気に入った。

私が自分から「男だった頃」とか言っちゃって、
それをきっかけにしてカムアウトするまで、
ヴォーカルのHiroyukiくんは本気で私のことを
「ちょっと変わったおねえさん(=でもふつうに女性)」
と思ってくれていたのだ。
(それは、彼の顔が見るみるうちに真っ赤になっていったからわかる(^^;
ごめんね、Hiroyukiくん、びっくりさせてしまってm(__)m)

今、彼の声が、ずっと聞こえている。もちろん、CDを買ったから。

"Brand-new"は、私にとってまた一つ自信をつける、
新しい「きっかけ」になってくれたと思う。
歌詞でもこう歌っている:
(以下引用)
♪Say hello today, and don't look back yesterday
(以上引用)
ちょうど「金八先生」の鶴本直のHNが「イェスタデイ」から
最終回で「トゥモロー」になるのと似てるし。

嬉しい♪

で。
もしかしたら
「そこまでパスしてるのなら、いちいちカムアウトしなければいいじゃないか」
と思う人が多いかもしれない。

でも。
私は、理屈になってないかもしれないけれど、
「ウソ」で人と付き合うのはいやなのだ。

まあ、もちろん、純女(じゅんめ=XXの「ふつうの」女性)さんが
(ヒドいと思われるだろうけど、いつも引き合いに出させてもらいます。
だって、本当によく似たことだと思うから)
「私は子宮癌になって摘出しました」とか
いちいち言わないのと同じように、
「戸籍上は男です」とか、いちいち言う必要はないのだろう、本当は。

たぶん、私は路上ライブの場所を「2度」通りかかったから、
「2度目に同じ人に出会って会話したら、そのときにカムアウトする」という
癖がついているんだろう。

これからは「3度以上継続的に会う人にはカムアウトする」って
原則を書き換えておこう。

だって、本当に必要ないんだもん。

あ、あと、
「私の戸籍や住民票を見る人には先にカムアウトしておく」
これも忘れないようにしないと。
相手は間違いなく「騙した」といって怒るに違いないから。

(どうも、そのせいで予備校の講師の試験に落ちたらしい)
はあ。(-o-;

ま、そういうこともあるよね。

あー、気持ちいい。
音楽で、体だけじゃなく心まですっきりしたの、久しぶりかも。

さんくす to "sfg"(=SunFlower's Gardenのこと)。

私が二十歳前後だった頃の音楽を、しっかり思い出させてくれる。
しかも、あの頃の私たちよりずっと上手だし。
(音楽って、いくら良い内容のものでも
「ヘタ」だとぜんぜん聞き手に伝わらないのよね(-_-;)

……

きりがないから、このくらい。
(ずっと同じ曲をリピートで聴いているからかな?)
(^.^)

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★2・今日やったこと

続・ちゃりんこ
おなかの脂肪だけはなんとかしないと、と思って
今日もちゃりんこ、お街(=市の中心街)まで。
でも、体重も変わらないし、たぶんおなかも変わらない。
うええん。こういうところ、「おまえの実年齢は……」と突きつけられてるみたい(;_;)

切符を買った
……はっ。
そういえば、私、「らせん劇場」のチケット、買ってない(-_-;
もしかしたら、HPのチラシをカラーで印刷して持っていくと
「前売り扱い」になるかも……? そんな話は聞いたことありません。
う〜〜ん……また聞いてみよっと。

昨日抜いた親知らずの跡を洗浄してもらった
なんか、昨年の手術の後と似てる。
……って、当然か。

音楽系のこと
CDやゆうせんからMDやカセットに音源を録音。
今日1日で16曲。
あちこちから捜してきて録音するの、けっこう大変。
……あれ?
やってるうちに、自分自身の演奏を録音したのを
MDに落としてしまっていた。

よくよく見たら、私、「Anthology」でも作れるんじゃないか、と思われそうなほど
自分の演奏を録音して残してあるのだった。
まるで
「それが私の生きている証拠」みたいに。

生きている間は、やりたいことをやる。
それが誓い。

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★3・「役に立つアディクション」

=「仕事」。

なんでこんなこと言い出したのかというと、
私の目の前、っていうかパソコンたたいてるときに必ず視野に入る場所に、
「そのとき心に決めたこと」(by 朔さん、さんくす♪)の6か条が大きくプリントアウトして
貼ってあるのだ。

1. 悲劇のヒロインの真似はもうしない。
2. 辛くて苦しい時はちゃんと表現する。
3. 限界設定を自分で決める。
4. 順次、害のないアディクションにシフトしていく。
5. 選択肢は必ず三個は考える。
6. ゲロの始末は一人にはさせない。

(よくよく考えてみると、朔さんけっこう怖いことも言ってるような気が?)
私が思い立って「仕事にしたい」と思ってることって、
「(どちらかといえば)害の少ないアディクション」
としか言いようのないものばかり。
何こだわってんの、アンタ?>自分 ……って感じ。

でも、それでなくても何らかの「仕事」って、けっきょくは仕事の対象に
「アディクト」してる、っていうことなんじゃない?
なんか、そう思えてしかたない。

睡眠時間を3時間未満に削ってでもやらなければならない仕事は、
睡眠の欠如でけっきょくは体か心を壊すので、やめたほうがいい。
面白くて面白くて、時間がたつのも忘れてしまう、っていうのは
(「虫プロ」の歴々たるアニメーターさんがそんなことを言っていた;
それはそれですごく感動したんだけど)
実はもう「中毒」の症状なのでは???

「火事場のクソ力」って、本当に火災の現場に居合わせた時以外は
使っちゃいけないのではないか。
今の日本は、もう戦場じゃない。戦場にしてはいけない。比喩的な意味でも。

保証するけど、お金がなくても今の日本じゃ死んじゃったりしないよ。
新宿の西口で、貨幣経済から全く外れたままで生きてる人、いるじゃん。
「お金がなけりゃ死んじゃう」って思うのは、強迫観念だと思う。

なんかさあ。
マルクスの真似して言いたくなっちゃうんだけど、
「人間は労働というアディクションをする動物だ」
って、言えてない?

害のないアディクションだったら、美しいからいいかも。

お父さん方へ。
家庭をぐちゃぐちゃにしなければできない仕事は、
みんなどんどん辞めちゃいなさい。
害の多いアディクションとして仕事をやる人が一人もいなくなれば、
みんなが「その程度」で満足して生きられるようになるから、
お互いラクでいいですよ。

へらへら。
みんなそろって「貧しさを楽しむ」世の中にしましょう。
へらへら。
今こんなこと言っても「惨めな生き方はしたくない」って蔑まれるのがオチかも。
(経験アリ……うっ、フラバがぁっ……)
でも、それで多くの人たちの「強迫観念」が取り除ければ、
強迫観念からくる「害のある行動」(っていうか、はっきり言うと「加害」)と、
それによってさまざまな傷を心に負わせられる
「被害者」を減らすことができると思う。
っていうか、減らしたい。

へらへら。
ねえ、みんな、そんなに仕事するの、やめようよ。

へらへ……ぐすん(;_;)

私、今、Fくんの体調がいまいち良くないのが
気になってしかたないの。
体を壊したのは、仕事のせい?
それとも、家族のせい?
Fくん、あなたは「つなぎとめる人」をやってくれていたから。

もしかしたら、私がこの家を出て、彼が一人っきりになって
初めて彼は「自分らしく生きられる」のかもしれない。

でも、……
怖い。
だって、本当の意味で「一人っきり」で暮らしたことなんて、ないんだもん。
(母が入院していたって「いつか帰ってくる」と思うことができるんだもん)

もう誰も帰ってこない家。
寂しすぎる……
私だったら、耐えられない……っていうか、もう耐えたくない。

1999年の年末、元パと子どもが去ってしまった後の「我が家」。

ああもう、止まらなくなってきちゃった。

皆さん、どう思います?
私は弟を「手放す」べきなのでしょうか。

麻布のおっちゃんに聞いてみようかな……

(つづく……?? 不明です)

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