原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年04月30日(火) 日本人の戦争のしかた。 小説書き 親知らず

★1・日本人の戦争のしかた。
★2・小説書くタイミング!
★3・親知らず

★1・日本人の戦争のしかた。

(『鉄腕アトム』の残りの3時間を見ながら。)
ていうか、なぜか決して「アメリカ」が出てこない世界。
(1回も出なかったかどうかは知らないけど……
なぜか『鉄腕アトム』のお話には「アメリカ」が出てくることがない……
なぜ?? ――わかるような気もするけど。)

で、ふとしたアトムのセリフから気が付いたこと:

☆日本人の戦争のしかた。
とにかく「説得する」こと。それだけ。
(↑プルートは「戦う」と言ってるのに、アトムはそうは言わず
「説得します」と、さらっと言う、という場面を見て、
いきなり確信してしまったのだ)

ていうか、テロがあったら報復していい、という認識、
やっぱりそれを「常識」にしてしまったらいけない、という気がする。
(お願いだからもうやめて>イスラエル;
昨日地元のお街でそちらの国から来た人=露店を出していた=とお話したら
若い人たちは「死にたくない」といって懲役くらってでも兵役拒否する人が多い、
って言ってましたよ(-_-;
あなたたちのほうが「大人になる」=もう報復せずに許す、
ということができる力を持っている、と思うのに……)

昨年の「911」で、テロによって大切な人たちを殺された人の気持ちは
以前よりよくわかるようになってしまって、
確かに「殺された!許せない!殺してやる!!」
としか思えない感情っていうものがあるのは身にしみた。

けれど、けっきょくは「憎悪の連鎖」はそういう感情のそのままの表出では
決してなくなることはないのだ、ということも強く思う。

だから、すごく間抜けに見られようと、卑怯者と詰られても、
日本人は決して「実力行使」をしてはいけない。

ただひたすら、「やめてください」と言うだけ。
武力に対して決して武力で応じることはしない。

でも、そういう国家に対して、
そのことにつけこんで「占領」「支配」しようとするテロリズムが
本当にあるのだろうか。

私にはどうしても、「北風と太陽」のように思えてならない。

もちろん、奇麗事で済ませたくはない。
たぶん人は、とても不完全で弱いものだから、
自分を律することができずに他の誰かを傷つけてしまったり、
言うべきことを言えずに憎しみを深めてしまって
誰かに物理的な危害を加えてしまうこともあるのだろう。
それは、残念だけど日本国内で決して「個人対個人」の犯罪が
なくなりはしない、という、ただそれだけのことを見れば明らかだ。

ただ、日本国内で、「正義」とされる「暴力」は存在しない。

いつか、国際社会でも、規模は違っても同じようなことが
「常識」とされる時代が来るだろう。
それは、歴史の必然であり、宿命でさえあるかもしれない。
そうしてそれは、私の強い願いでもある。

暴力に、正義は存在しない。

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★2・小説書くタイミング!

「過去作品集」の第2巻を作りかけている。
実は、これを仕上げるにはけっこう高いハードルがあって、
高校生くらいの頃に書きかけていた小説を、なんとかしてリライトしたい、と
思っているのだ。

雨の日。
ちょっと時間がある(中途半端なんだけど……のりちゃん、ごめん!バイト交代してもらって。
なんか、とにかく「自宅待機」みたいなことになっちゃいました(^^;)
製本作業とか、身を入れてやった。
とりあえず食べ過ぎてない。

そんな条件がそろうと、しっかり小説書きたくなっちゃうんですよー……。
(今までがそういう条件、そろってなかったのかも;どっちかというとノンフィクション中心になりかけてたし)

書くのかな?

(ノンフクションっていうか自分史っていうか、そういうのも書きたいけど……)

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★3・親知らず

今日、歯医者さんにいって「親知らず」を1本抜いた。

SRSって、親知らずを抜く歯科治療ととても似ているような気がする。

「人間にとって最も自然」という言葉は、
それだけでもう、なんだか大きな自己矛盾のような気がする。
実は人間にとって「自然」なんてないのではないか。

「直立二足歩行」しているだけで、哺乳類としてはもはや「不自然」で、
腰痛になるのがそんなにいやだったら、「前足」を鍛えて「四足歩行」するのがいちばん、とか。
ところが、もう二足歩行のほうに慣れてしまっているので、
今さら「不自然」な四足歩行なんかできるか! みたいな。

骨格に関わりそうな疾患は、実は軒並みこの「直立二足歩行」が原因だとか。
人間やめてればいちばん楽? とか。

私には、牽強付会な屁理屈かもしれないんだけど、
「SRSなんて許せない」という人がいたら
その人の身勝手な論理を暴いてやりたい、と思ってしまう。

人間に「自然」はないのだ。
もちろん、ホメオスタシスの維持とか、とても巧妙な仕組みが、
自覚的にどうのこうの頭を使わなくても
人間の身体には備わっていて、恰も「自然」が命を支えてくれているように思うけれど、
それにしたって生化学的にとても「無理」しているのではないか。

ああ、今日の理屈は本当に「屁にもならない」ような気が。

SRSとは、めがねをかけるようなもの、とか。
少なくとも、私はそのおかげで少しだけまともに世の中が見れるようになった、と思うもん。
それは「自然」? 「不自然」?
問うだけ無駄なのでは。

……あー、歯が痛い。親知らず、抜いちゃった跡が。
そうだった、もともとはこの歯のことから始まったんだっけ。
そう。親知らず。
もともとは、人間の食べる機能を強化するための歯だったのに、
いつの間にか「虫歯の原因」でしかないものになってしまっている。

「生殖機能」も、もしかしたらいらないのでは?
そうそう、クローンとか、じょうずにできるようになれば、
自分の身体で生殖するのも、もはや必要なくなってしまう時代が来るのかも。

ただし、それは人類が「たそがれ」を迎えた頃のことだと思うけど。

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