- 2002年02月19日(火) 断片集
★1・断片集……しか書けん(-_-;★昨日は、自分の過去のトラウマにスイッチが入ってしまって
★……と、そんなアホなことやってるので
「怒りの衝動」で最初は大変なことになってしまったと思ったけれど、
なんだか「歩く」ということで、すっかり収まってしまった。
アトリエまで、片道30分近く歩いたのだ。
うちの地元は「冬、強風が吹く」という特徴がある。
これで雪でも降っていたら、間違いなく「吹雪」って呼んでちょうだい、っていう感じ。
でも、幸か不幸か、この強風(=実は季節風)は「北からやってくる〜♪」ので(^^;、
アルプス3枚越してくるうちに、すっかり乾燥してしまい、
冷たいことは冷たいのだけれど、必ず「晴天」とセットになるという、
おトクなメニュー(?)になっているのだ。
おかげで、時々「うっぷ、息ができないほどの強風!」とか、
「ああっ、こんなにデカい私でも飛ばされそう、はかないオンナが演出されてるワ♪」とか、
(ほらほら、そこっ、笑わない!!)
たっぷりと「冬の季節風」を味わうことができたのだった。
ていうか、実は私、この土地で生まれ育ったので、
この風に吹かれるの、あんがい好きだったりする。
ただし、風に吹かれるだけじゃなく、風邪を引いちゃったり、
今の時期だと花粉まみれになってしまったり、
というリスクも伴う、「諸刃の剣」、ドラマツルギー(ふっるーい)、なんだけど(^^;
(帰りは弟に迎えに来てもらったけど)
なんか、すごく健康的に眠くなることができる。
それで、昨日帰宅してからは、ほとんど何もせずに眠ってしまった。
はっきり言って、今はお芝居のことで頭がいっぱい。
ただ……
「優しくて話を聞いてくれそうな男」から、何度も電話がかかっていた。
悲しいけれど、私はもうこの人と付き合うつもりはない。
自らを性的暴力の真っ只中に置く生活とは、決別しなければいけないのだろう。
この人自身が「暴力的」というわけではないけど(でも少しそういう臭いがある)、
この人と私の間で、わずかな間にではあるけれど築こうとしている関係性は、
やはりどこかしら「暴力」を連想させるものを伴っているような気がしてならない。
もしかしたら、出会う場所が悪かったのかも。
暴力がそこかしこに滞留する、そんな中での出会いだったから。
最初のほうで「悲しいけれど」と書いたのは、その人のこと、嫌いじゃないから。
でも、暴力にさらされた記憶は、どんなに理屈で言いくるめようとしても、
体が覚えていて、こわばってしまうのだ。
これでは、どんなに気持があっても、相手にも失礼だし。
そのせいで、相手が暴発してしまったら、終わりだと思うし。 ★……実は、この他にも書きたいことは山ほどあるのだった。
「第4回GID研究会」の参加について、連絡をくれたお友達が何人もいる。
けれど、今のところまともに返答できていない。
たぶん、お芝居の本番が終わってからでないと、私は動き出せないのだろうと思う。
「早くから段取りしておかないと、快適に参加できないじゃないか」とか
「予定が立たないと、他(職場など)との調整ができないじゃないか」とか
思われてしまうかもしれない。
すみません。
でも、取り急ぎ、できるだけのことはしますので、ちょっとお待ちください。m(__)m ★唐突だけど、「クリスチャン」の私がいちばんしなくちゃならないことって、
実は「自己評価を高く持つ」ということなのではないか。
今まで長いこと……それは洗礼受けてからもずっと変わらなかったんだけれど……
私はなんだか「神さまに対して自分はとても低いもの」という見方をしていた。
うまく頭の中で言葉にできないのだけれど、
自分を低く扱おうとすることこそ、神さまに対して最も失礼なのではないか。
(これ、ネタにしてはいけない、とわかっているんだけど……)かつて、アメリカ人の牧師さんが
私に対して「おまえは罪を犯したのだ!」と断罪したことがあった。
それは、「おまえは自分が罪を犯したという自覚がないんだろう」という言い方、というように聞こえた。
残念ながら、今でもその真意はわからないし、ともすれば相手のことを悪く詮索してしまいたくなる。
けれど、私はそんな詮索を止めてしまおうと思う。
だって、他人のことなんだから、わかるわけないじゃん。
ましてアメリカ人だもん。
私、アメリカに住んだこともないし、アメリカ人の知り合いもそんなにたくさんいるわけじゃない。
(むしろ、外国人でもアメリカ人以外の知り合いのほうがはるかに多い。
白人で英語を母語にしているけど、カナダ人とかイギリス人とかアイルランド人とかばっかりで、
アメリカ人は一家族だけだったかもしれない。
それでもアメリカにだけは妙につっかかるのは、もしかしたら「冷戦」とやらのせいかもしれない)
わからないことを詮索して、「わからない」といってやきもきするのはばかばかしい。
私は、今はまだ無理かもしれないけれど、
いつか、
誇りを持ってその牧師さんに許しを乞いたい。
誇りがあれば、謝れると思う。
神さまが私を選ぼうとしてくれたことに対して、私が「こんな低い私を選ばないでください」と
逃げてしまったことを。
あ、念のため。
「クリスチャンだけが神さまに選ばれている」なんて、ばかなエリート意識は持ちたくない。
他の宗教を信じる人には迷惑かもしれないけれど、
クリスチャンから見れば、全ての人間が、神さまにわざわざ選ばれたからこそ、
この世に生まれてくるのだ。
っていうか、そういうふうに見えるのだ。
だから、「異教徒」といってその存在を否定するのは、たぶんクリスチャンじゃないと思う。
私はそれでも、私はそういう人の存在を否定しないけど。私を否定しないでくれる限り。
でも、ちょっとイタいので、チャンスがあれば変わってほしいな。
あと、異教徒をクリスチャンに改宗させようとする人も、よけいなお世話は止めてほしいな。
キリスト教を信じていようといまいと、神さまの愛は変わらない、と思うもん。
もちろん、神さまと出会うチャンスは、全ての人に開かれていてほしい、とも思うけど。
この二つのことは、決して矛盾していないと思う。
私がこうやってぶつぶつ言うのも、できれば考え方、信じ方の違う人は放っておいてほしいな。
誰が正しいとか間違っているとか言い出すと、それは「戦争の始まり」になっちゃうと思うし。
うーん、やっぱりまとまってないなあ。
っていうか、やっぱりまだネタにして恨み言言ってしまってるのかなあ。 ★……私の肩書き「日記作家」にしちゃおうかなあ。
でも、そんなの、インターネットだけでも、いやっていうほどいるじゃん。
私の「エンピツ」のID、「51752」だよ?
それって、この形式を借りて日記をつけている人が、たぶん5万人ぐらいはいる、っていうことだよ?
それに、こうやってオンラインで書き続けている限り、
私はこれで食っていくことはできない。
内容もまとまってないし。
でも、私にしか書けないストーリーは、確かにあるのです。
私が、私で、ある以上。
そうして、私は、私のストーリーを人に伝えることで、
お金をいただいて、生活を成立させていきたいのです。
生きたいのです。
深ぁーーーいため息……フウッ(-o-;
誰か、私の記事を「編集」するお仕事、初めはボランティアで、
でもちゃんとお金が入るようになったら、(どうせ僅かだろうけれど)お礼するので、
やってくれる人、いませんかぁ?
って、人に甘えちゃ、いけないよね。 ★最近考える、私のもう一つの「肩書き」。
せっかくトランスセクシャルで、しかも「元は男のフリしてました(でもはっきり言ってかなり男っぽいぞ)」
なんて公言して憚らないので、
だったらいっそのこと「ジェンダー翻訳家・通訳」とでも名乗ろうかな、とか。
私は、自分の身体感覚が、(今は「良かった」とはとても思えないけれど)「男性」だったことを覚えているし、
否定しない。っていうか、できない。
その一方で、今は自分が「女性」と呼べる身体感覚を持っていることも、自覚できるし、
両者の違いもよくわかる。
もっと言うと、こんなに違うのに、ただ「あたりまえだろ」と言い合っていたら、
ほとんど何一つ理解しあえないだろう、とさえ思う。
男の人、あなたが咳をしただけで、時にはそれが女性に対して「暴力」になってしまうかもしれない、
なんてわかりますか?
女の人、あれほどえらそうにしている男が、実はどれほどびくびくして
あなたの言葉におびえ、傷ついているか、わかりますか?
そうして、女だったら大して苦労もせずに言葉にできるようなことがなかなか言い表せず、
ふと気が付くと言葉の代わりに手が出てしまっていた……
なんて、わかりますか?(もちろん、わかってやる義務はないけど;暴力は暴力だもん)
(余計な喩えだけど、某元外務大臣(女性)と
それに食ってかかった某元国会議員(男性……え?辞めてない?ヒドイ!!)の
子どもっぽい応酬は、私には「中学生と小学生」ぐらい差があるように見えた。
男性議員のほうがよっぽど怯えているように見えて仕方なかったのでした;
そりゃ既得権益とか族議員とかいろいろあるだろうけど、
そういうことがそもそも幼稚で、今の日本の政治がまだまだ全体的に
小学生の「お山の大将ごっこ」とちっとも変わらない、ということには
ご本人を初めとして政治家の男族は全く気が付いてないのよね……
小学生に台所を任せているのと同じような不安を感じてしまうのです……
って、私自身もそれとほとんど変わりゃしないんだけど;
うちの台所、汚いよー、母が見たら泣くだろうなー(-_-;)
どっちもわかるから私はえらい、なんてトンデモな勘違い、しそうだけど
しないように気をつけます。
(↑に書いた「余計な喩え」みたいなことを、いつまでも言うようになったら終わりでしょ? みっともない!)
何よりも、私は「男と女のことが半分ずつわかる」代わりに、
残りの半分はまるでわからなくなってしまった人間だから。
「男だったらわかるだろう?」「女だったらわかるでしょ?」
……と、いくら私を「仲間」として受け入れようとしてくれても、
残念ながら私にはたぶんわからないことが多すぎると思います。
それは、とても寂しいことです。
でも、それがいちばん「私らしい」と感じるのも、確かなのです。
私は自分の寂しさを少しでも紛らわすために、
せめて、あなたたち「男」と「女」の橋渡しになれたら、
きっととても嬉しいだろうと思うし、
たぶんいちばん人の役に立てる、
そんな気がするのです。
それすらもトンデモな勘違いなのかもしれないけれど。
そうだとしても、私、たぶん死ぬまで気がつかないのでは。
っていうか、気がつく能力があるんだったら、
家庭破壊したりしないよ、きっと。
今ごろどこかで、幸せな家庭で暖かく過ごしていることでしょう。