原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年01月16日(水) 結局、鬱。 居場所 藤野千夜さん新作!

★1・結局、鬱。
★2・居場所
★3・藤野千夜さんの新作!

★1・結局、鬱。

だーってさー。
気分的には少し良くなっていても、やっぱり問題解決ができてるわけじゃないんだもん。

いちばん大きいのは、やっぱり、カネよ、カネ。

「就職なんかゼッタイしないんだあぁっ!!」とかぶち上げても、
現実がこれじゃあ、たぶん幾多の「働かざるもの空べからず」信仰を持つ人々から
「そういう罰当たりなことを言っておるから、資本主義の神様から本当に撥が当たっておるのぢゃ」
(1字訂正:「撥」→「罰(ばち)」)
と思われてるでしょうねー……

といっても、こんな皮肉な言い方で(これもまた多くの人を「煽る」言い方に違いない)
わかるとおり、
私は資本主義もけっきょくは「信仰」でしかない、と思っているので、
そういうことを言われても「ごめんねー、私はその宗教、信じてないの」
としか言えないんだけど。

「働く」という言葉によって、私はどれほど裏切られ、傷つけられてきたことか。
こんなふうに感じてしまうこと自体、もうどうしようもない「病理・病態」なのかもしれない。

そうだ。
もう一つ、なんか私が鬱っぽくなってしまう、という事情があった。

こんな愚痴っぽいことじゃなくて、ここに書く記事を二つぐらい書きかけたのに、
なんだかIE5.5が動かなくなってしまったのだ。
記事は「断片集」形式で、短いものを3つか4つ、ちょこちょこと書き足していたものだった。
それで、バックアップしていなかった……
動かなくなった窓にべたっと貼りついたまま、それらの記事は「強制終了」の藻屑となってしまった……

ま、どうでもいいことだけどさ。
……
あーもうっ。(←悔しがってる(^^;)

「JUST」(日本トラウマサバイバーズユニオン)の「男性講座」、出るか出ないか。
1度出てみて、とても有意義だった。
けれど、その後すごく調子悪くなった。
これがどういう意味で、次をどうすればいいのか、自分ではわからないのに、
こういうときに限って誰に聞いたらいいのかわからない。
それでもう2週間も悶々としているみたいだ。
きっと、多くの人が「そこまで調子悪くなっちゃうんだったら、やめておきなよ」
と言ってくれるだろう。
確かに、そうだなあ、と思う。
けれど、けれどさ……
何かが私を惹くのだ。

私がもっと、いや、あとほんの少しでも、軽やかに生きていける、
そのためのヒントになるような何かが。

それとも、悪魔の囁き?

……なんか、まだ書きたいことがあるような気がするけど、
いったんこの記事は〆ます。
だって、もしまた「固まる」ようだったらイヤだもん。

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★2・居場所

私の居場所はどこ?
私は 居場所を求めて ぐるぐる ぐるぐる あちらこちらを
飛び回る。

「ここにいてもいいよ」
という人がいる。

でも、それらの言葉はみんな、
いつか日に当たると消えてしまう朝露のように
日に当たると灰になってしまうヴァンパイアのように
むなしく消え去ってしまうのでした……

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★3・藤野千夜さんの新作!

一昨年『夏の約束』という小説で芥川賞を受賞した小説家、藤野千夜(ふじの・ちや)さんが、
2年ぶりに新刊を刊行した。

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『ルート225』藤野千夜(上製・288P)
定価1500円(税別)
1月上旬発売(←っていうことは、もう発売されてるのね?!)
理論社刊

「微妙なズレのパラレルワールドに迷い込んでしまった姉と弟の物語。
 最新の藤野作品はせつなくなるほど魅力いっぱい!」

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写真でちょっと見たことがあって、テレビでちょっと動いているところを見たことがあるけれど、
詳しくは知らない。
でも、どうやら、この人は「MtF」であるらしい。
2月1日(金)午後7時〜8時、新宿南口のルミネ2・青山ブックセンターでサイン会も開かれるそうで、
私は残念ながら行けないけれど、
いつかお会いしたいと思う。

ともあれ。
藤野千夜さん、新作刊行おめでとうございます
早く読みたいです。

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