私的正論。

2002年02月16日(土) 絶望するなら全てを見てからにしな。

全てを見てからにしな。


百年前に書かれた本を読みな。

オマエと同じ理由で首を吊りかけた男の戯れ言が。
そこに書いてあるかもしれねェから。

悔しくねェか?

テメエの力で得たわけでもねぇ命。
しかもオマエは、まだ、何事も成し遂げたわけでもねぇのにヨ。

そうだ。

だからせめて死んでく理由くらいはヨ。

オリジナルで逝けよ。
オリジナルを確かめてから逝け。


世界中の「戯れ言」に。
目ェ通して。それから逝け。



全ての書きモノに。
くだらねェと心の底から唾棄をしてそれから、絶望しな。


死にたくなる気持ちなんて誰にもわからねぇて。
そう考えてしまえば楽になるだろう。

そう。理解されないことはサミシイことだ。
けど。理解されないことは痛快だ。



大丈夫。

オマエの心の中が見えるヤツはいねェから。

大丈夫。

思う存分罵倒していいから。目を開いて何もかも見な。自由だから。



全てその目で見てから。

全てのもんに、くだらねェと叫んでもいいよ。



でヨ。「くだらなくないものを、自分が作ってやる」てヨ。

そういう「起き方」をこそ、してもらいてェもん。




絶望すんのは簡単。
けど。


そういう遊戯は。

メシももらえずに痩せながら。
寒さと空腹に理由もわからずに震えながら。


死んでった赤ん坊の気持ちになってからにしろ。



絶望する前に。

空想の中でいい。


「アウシュヴィッツ」に行ってみろ。
「バンザイクリフ」に、行ってみろ。






アァ。

桜木の小僧が。

「絶望した」

なんてヌカしてたら。






こう言うつもり。

これはその。



覚え書きだよ。


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桜木



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