2001年11月23日(金) |
高い金を払って「貧乏臭さ」を買うような人間にはなりたくない。 |
いつもありがとう。
この三連休で、高速道路が渋滞しているみたいだ。事故がなけりゃいいナ。
まあ話のついでに高速道路について言わせてもらうなら。
車間距離、詰め過ぎだと思うヨ。アンタら。ぜってェ止まれねーヨ。
すべての免許所持者にナ。急制動体験とか、させてみりゃいいんだ。 止まらねー止まらねー。 ウギャーッて叫びたくなるくらい止まらねーヨ。
童話作家なみの想像力のある人だったらピンと来たと思うけど。 もうネ。スピードは出してもいいから。 車間距離はあけたほうがいいと思う。マジ。
で。相手と車格が一緒くらいだったら。 下手にハンドル切るよりはまっすぐ突っ込んだ方がいいんだとヨ。 まだまだ今の車は、オフセットの衝突に弱いからな。
大型トラックとかだと、乗用車は勢いで下に潜り込んじまうから。かなりヤバい。
乗用車乗りの人は。高速道路ではトラックにはさまれないように運転してくれナ。 はさまれそうになったら速攻逃げろ。 それでもまだ。乗用車同士の事故の方がマシだからナ。
それにしても。
今の日本人てヘンだよな。テレビじゃないけど本当にそう思うヨ。
桜木ン家に保険の外交員から電話がかかってきたんだけど。 それも夜の9時過ぎに。
あのさ。アンタに電話かけてくれって頼んだかナ?
家のモンに聞いたら、その外交員はそもそもが気の利かない人間みたいだった。 そんな人間が営業やっててもいいんデスか?
不景気で。せっぱ詰まってるんじゃないんデスか?
営業のイロハを学ぶ気もない外交員なんぞ。池の鯉より役に立たねーじゃねーか。 役に立つどころか腹を立てさせてどうする。お客様の腹を。
アー。イヤな世の中だ。
桜木は貧乏はキライじゃない。 仕事がなくなりゃ、農業に従事してもいいと思う。 おひさまと共に起きておひさまと共に寝るヨ。 ちょっとだけワラジを編んだあとにナ。
だってまあ。日本人だからナ。 そうやって生きてたら、大晦日にお地蔵さんが何か持って来てくれそうな気がするし。
けどなー。貧乏が嫌いな人が多いみたいなんだナ。
で。貧乏がキライなもんだから、たくさんいろんなものが欲しいらしいんだ。
モノがたくさんあれば豊かな気持ちになれるみたいなんだ。
けど。なんか貧乏臭いんだ。 三年でゴミになるようなもんばっかりなんだ。家の中が。
桜木の貧相なイメージに基づく考えだから。 そんなにマに受けずに読んでもらえるとありがたいんだけども。
昔の日本人は貧乏だったけど。
中には。センスのいい貧乏人ってのが居たと思うんだ。
テレビもないからテレビ雑誌なんてのは持ってないんだけど。 なんかこう、本物の道具ってもんだけは、しっかり大切にしてたと思うんだ。
鰹節削り器とかさ。 シュロのほうきとか。 鉄瓶とか。
本当に必要で本当に生活を正しくするための道具が。 きちんと手入れされて置いてあったような気がするんだ。
そうして。そういう貧乏な家で育った人の中には。成功した人がたくさん居たと思う。 だってそうだよナ。そういう生活の中からは傑出する人間しか育たないだろう。
いろいろ貧乏くさく買いあさったあげくに「捨てる技術!」なんて言ってる家庭からは。 親ナミの人間しか育っていかないヨ。 あるいは親以下の。
このままじゃヤバいよ。本当に。
日本人は、今一度「良い貧乏ワルイ貧乏ふつうの貧乏」ってものについて考えた方がいいと思う。
「良い貧乏」ていうのは。「モノは無いけど仕事はあって、粗末だけれど食べ物はあって、家族の会話があって、夢とか野心とかがある」貧乏。
「ワルイ貧乏」ていうのは。「モノはたくさんあるんだけど役に立たなくて場所ふさぎで、仕事が出来ないもんだから失業しそうで、食べてるのは外食フードかインスタントで、家族の会話は無くて、もちろん夢とか野心とかを想像するアタマもない」貧乏。
でま。「ふつうの貧乏」ていうのは。「モノもそこそこあるし仕事もマアマアやってるし食べ物も生協の食材使ってるし、それなりに家族の会話もあるし、一年に一度は海外にも行ってるんだけど、なんとなくそれぞれ退屈だからウッカリしてると不倫しちゃいそう」な貧乏。
あぁ。やっぱり一番いいじゃん。「良い貧乏」。
桜木は「良い貧乏人」になりたい。
そうして子孫が五代目くらい後に日の目を見てくれたらそれでいいや。
本をたくさん読んだり。 いろいろなことをたくさん考えて。
姿勢良く生きていこう。
とりあえず冷蔵庫の野菜室で野菜を腐らせるのをやめたいところだ。
モノに踊らされモノに翻弄されてモノの海でアップアップする生活の入り口が冷蔵庫だ。
まず冷蔵庫だ。
しょうがないので、今夜は野菜スープでも作るにしよう。
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