私的正論。

2001年11月18日(日) 不倫ってモンについて。いっしょに考えようや。

どいつもこいつもうざってェな。

単純なことを頭ン中でこねくり返して悦に入ってやがってヨ。

男と女が寝たら気持ちイイ、てだけのことなんだろ。
あるいは。
自分だけを見て自分だけを求めてもらえる瞬間ってモンが嬉しいだけなんだろ。


まーいいや。

不倫ってモンについて。桜木といっしょに考えてやってもいい、て人だけ。
こっから先は、読んでくれ。



今、不倫してる人。   不倫したい、て思ってる人。両方ナ。

 → お好きにどうぞダ。  人の趣味に口はさむのは好みじゃない。

次。不倫してる人間なんか大嫌い、て人。 憎んでさえいるゾ、て人。

 → なんで大嫌いなのか。なんでそこまで憎いのか。
   桜木といっしょによ。考えようや。



掲示板見てると。いろいろ攻撃的なのが見つかるよナ。

不倫は犯罪デス。
迷惑かけてると思うんだったら今すぐ止めろ。お前らは人間のクズだ。
とかなんとか。

そう。大嫌いだよな。憎たらしいよな。
自分らだけが悲劇のヒロインみたいに浸りきってるヤツらを見ると、虫ずが走るよナ。
あるいはアンタの家族が、不倫とやらに傷ついたり。
あるいはアンタ自身が、不倫とやらに傷つけられた過去を持っているのかもしれないな。

けどよ。分けて考えようや。

ココの日記で不倫があーたら書いてるヤツら。
アンタの家族じゃないんだろ。
アンタの亭主やニョーボじゃないんだろ。

いわゆる一つのヨ。スカーレット色の他人ってヤツじゃねーのかナ。


アンタは、不倫してる人間が大嫌いだ。
つまりアンタは不倫って行為そのものがキライだ。憎んでいる。


そんなら。
アンタが不倫しなきゃ済むことだよナ。
アンタがアンタの大事な亭主かニョーボにヨ。不倫されなきゃ済むことだ。

人間ってのは。

そんなに広範囲の他人にまで。
傷つけられたり。影響されたりするもんじゃネーだろう?

だったらヨ。
アンタの大事な友達や親や親類や子どもらが不倫なんてクダラナイもんに手を染めたりしないように、てことだけをヨ。
よっく気を付けてりゃ済むことなんじゃネーの。


あー。どうやって気を付けたらいいかわかんないか?
んじゃ。いっしょに考えようや。              時間はたっぷりある。


じゃ。

不倫は絶対にイヤだから知り合いにも家族にもさせたくない、て人。

 → 端的に言や。不倫ってもんを理解することだ。理解した上で、対策すればいい。


最近じゃ「され妻」とか言うんだな? 不倫されちまったニョーボのこと。

まー。されちまった不倫は、元には戻らんナ。

だからある意味。ただ不倫を憎んだって、不倫女を憎んだって、無意味ってこと。

けど。
せめて「不倫ってどうゆうことなの」って。理解しておくくらいはいいんじゃねーのかな。
つきあってやっからヨ。

考えようぜ。





不倫。       それはつまり。      ホコリみたいなもんだ。


プライド。の方じゃねーよ。
掃除機で吸うアレな。
フワフワして、ちっと掃除機かけるのをサボると部屋のすみっこにたまってるアレ。

そう。不倫ってのは、部屋の隅にたまるホコリみたいなもん。


わかるだろ。すきまがあるから、たまるんだ。そばを歩くヤツがいないから、風で飛ばされずにそこにたまるんだ。
部屋の真ん中にホコリってたまらないよナ。たいていすみっこだろ。

不倫っていうのは。      心にすきまがあるから。    つけ込んでくる。


シアワセな夫婦生活してたら。不倫も何も関係ねーんだ。
シアワセな家庭ってのは手術室みたいなもんで。
無菌状態。
二人の愛情以外は立入禁止。
そこは二人の愛情によって密閉された高度な無重力空間で。

それは外の人間には想像もつかないような隠微な世界でもある。

あんなデブの奥さんのドコがいいのかしら! とか。

色めき立って陰口叩いてる不幸な奥さんってのが、たくさん居るだろうがヨ。

なんでもいいんだ。
シアワセな夫婦には。シアワセな空間を作りだす能力がある。
それだけのことだ。

すべすべのお肌とかスケスケのネグリジエとかが作ってくれるわけじゃねーんだ。
シアワセな空間たらいうもんは。

ウチのニョーボは世界一。ていう亭主の思いと。
ウチのダンさんは宇宙一。ていうニョーボの思いが。
作り出すもんだ。


だからヨ。

そういうんじゃねー「すきま持ち」の夫婦は。
常に不倫の危険にさらされてるんだよ。
のんきにセンベイも食っていられねーな。

すきまの掃除は。大変だよな。

けどよ。

そんなすきまだらけの家庭でよ。育てられる子どもらもたまんねーよナ。

加えてヨ。

そんなすきまだらけの家庭で子どもを育ててるくせにヨ。

父親も母親も外に目ェ向けて色気づいてんじゃ。     もっとたまんねーよナ。





不倫させない。不倫しないためには。
すきまを作らないことだ。
相手から自由を奪うってコトじゃないよ。
ただ。すきまを作らないってことだ。



でもヨ。どうやって「すきま」を無くしたらいいかってことが。
わかんねーんだよナ。
結婚した時から「ぴちっ」てくっついてねーんだもん。今の夫婦。
スカスカなんだもの。

妙に互いの自由を尊重しあっていやがるんだもの。



そんなんだから。サクッと横から奪われちまうんだナー。恋愛中でもそうだ。
束縛しないのがスマートなことだと思ってやがんだな。
いつの間にこうゆう恋愛観が流行しちまったんだろ。

けどよ。

誰かのせいにできるようなもんでも、ないんだよ。


アンタの恋愛やアンタの結婚は。

全部アンタに責任があるんだからナ。
亭主やニョーボのすることにだって。
責任問われちまうのが結婚ってモンだし。
恋愛ってモンでもある。


そんなのイヤだ。ていうなら。恋愛の快楽も結婚の安楽も手放したらどうかナ。
イイとこ取りの人生なんて。

世界中探したって、どこにもないもんだ。





不倫の快楽そのものについては。
まあ長くなるから次に回す。


なんにせよ。
不倫なんてもんを嫌ったり憎んだりしたって一文の得にもならねーてこと。

どこの馬の骨ともわからん他人にギラギラ怒りを募らせる前にヨ。


自分と大事な人の心の間にすきまがねーかどうか。
確かめる方が先。



ナニ。すきまのない男女関係なんて息が詰まるって?




バカだなァ(笑)。

アンタ一度。大好きな人の口ン中に、指、突っ込ませてもらってみろヨ。





すきまのない男女関係っていったら。
そりゃ。ピーカン晴れの日に干した布団のにおいみたいに。

しみじみあったかくて。心からホッとして。

一度知ったら二度と離れたくなくなるような。代物なんだけどなァ。


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桜木



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