こしおれ文々(吉田ぶんしょう)

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2012年04月11日(水) 吉田サス劇【夏美】(第3部)第24話『大学生は二度殴られる』



吉田サス劇【夏美】(第3部)

第24話『大学生は二度殴られる』



不自然というより
最初は
ちょっとした疑問点にすぎなかった



大学生の致命傷となった後頭部の傷


検死の結果
当初殴られたのは1回と判断された



ただし
実は2回殴られていたことが判明

それはそれは
専門家でも見逃してしまうほど
正確な位置を2回殴られていたそうだ




2度目の殴打が
寸分の狂いもなく
1度目の傷と重なっているという事実


これが最後の【不自然】



ではなぜ寸分の狂いもなく
傷が重なっているのか



理由は単純


【一度目の殴打】が致命傷となって
大学生が死亡したことにしたかったため


ではなぜ一度目の殴打で
大学生が死亡したことにしたかったか


そう


一度目の殴打者と二度目の殴打者が
【別人】だから


つまり真犯人は
一度目の殴打者である主婦ではなく
二度目の殴打者ということ


そして二度目の殴打者である君が
大学生殺害の真犯人

・・・と私は思っている



もちろん


同じ場所を
寸分の狂いもなく殴ることが
そう簡単にできるわけがない



だからこそ警察は
【同じ場所を殴った】という事実を
捜査の中で重要視しなかった


肉体関係のある主婦が
凶器に指紋を残して
自殺を図れば
誰だって主婦が犯人だと思う



【同じ場所を殴れる人間】
そんな特殊な能力を持つ人間なんて
いるわけがない

単なる偶然

と判断したわけだ


そりゃそうだよな
仮に2回殴っていたところで
金属バットに指紋がなければ
物的証拠にならない



ただし・・・


そんな【能力】を持つ人間が
そうそういないのであれば

同じ場所を
寸分の狂いもなく
殴れる人間がほかにいないのであれば



それが【出来る人間】ってのは
裏を返せば
ためらうことなく【犯人】ってことになる




出来るよね


君なら





管理人:吉田むらさき

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