samahani
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2004年08月01日(日) 浮いたり沈んだり

昨日、三田にある大学のオープンキャンパスに出かけて、とってもとっても恥ずかしいことをしてしまった。総合政策学部の授業で、あるNHKの番組のビデオを見せられて「感想は?」と訊かれ、的外れどころか、全く正反対のことを、それも感極まって涙混じりに喋ってしまったのだ。バカか私は。(問われなくても、バカなんだろうけど)

メディア・リテラシー(=メディアの裏を読み解く力)の授業なんだから、その番組を批判的に見ることをしないでどうする。なのに私は、その番組の製作者の意図にまんまと嵌って、感情移入までしてしまったのだ。

その番組は、トルコ地震の起こった後で、各国が仮設住宅を国際援助したさい、日本の政府のとった対応がいかに不適当だったかということをレポートしたものであった。

私自身の背景が、海外に住んでいる所為で、普通の日本人以上に日本への愛着や、愛国心とも呼べるものが増幅されてしまっているということにあり、番組のなかで、日本政府の海外での評価が、「不手際、不適切」など低い評価をされたことが、恥ずかしいとか情けないとか感じられて、とても悲しい思いをしたのだ。


「ママは落ち込みやすいからねー。 昨日、○智(大学)で、褒められたからって、調子に乗っちゃったんでしょう?」と、その時は他の模擬授業を聴きに行っていた息子に指摘され、たぶんそうだったんだろうなと思った。


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