samahani
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雪のちらつく月曜日、久しぶりの日本語レッスンに行った。少しだけ新しい文章も加えてみたけれど、生徒さんはとってもとってもお疲れだった。私もツカレタ;;。
「どこ(Where?)」の練習をするのに、「地下鉄の駅はどこですか?」の次に、「あなたの家はどこですか?」というのを教えたのだけど、「いいえ」と「いえ」はどう違うの?と訊かれて、「iie」「ie」と書きながら、はっ!っと気が付いた。この前、あお(青)は、母音が続いているので、言いにくくて覚えにくいと言われたばかりなのに、これって、もろ母音ばっかりじゃーーーん! 生徒さんが、こんな難しいことも覚えなきゃいけないの?って顔して「ふうぅー」って大きくため息ついたとき、わたし、ちょっと自己嫌悪に陥った。なんだか意地悪しているみたいなんだもの。
日本語って、覚えるのも、教えるのも大変だよね。(←ダメじゃん!)
夜7時過ぎ、夫が「今から帰る」と電話してきて、ついでに「ところで今日って、日本は休みなの?」と訊いた。(会社に電話しても誰も出なかったらしい)「えっ、そうなの? じゃあ、たぶん建国記念日がハッピー・マンデーで今日になったんじゃない」と私が答えると、「あっそっか」と納得していた夫。ふたりとも大ボケ。日本はもう火曜日だっつーの。
なんだか、日本のことにとっても疎くなっている。
4年半、留守にしている間に変わったことがたくさんあって、たまに帰ると浦島太郎の気分になる。いつかは、光る金色の500円玉を見て、これって使えますか?と思わず隣にいた人に訊いたら、おもいっきり怪しい人を見る眼つきで見られた。東京の地下鉄が、やたら増えたり延長されたりしてて、全然ワケわかんなくなってた。携帯電話や電化製品の進歩についていけなかった。 例えば、省庁の改編など、変わったことは知っていても、全く頭に入っていない。小学校6年生の息子が、最近日本語学校(補習校)で「中央省庁改編図」のプリントをもらってきたので、それを私の机の前の壁に貼っている。
気付いていないことも含めたら、もっともっと日本に疎くなっていることがたくさんあるのだろう。日本人離れした中途半端なヒトに どんどん近づいているのだろうなと ふっと思った月曜日の夜だった。
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