samahani
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2002年05月05日(日) |
バイアグラのCMと妻の気持ち |
世ニ駐在員妻ト云フ不確カナル存在アリ (なんちて)。
わたしはいつも、「えいごわからな〜ぃ」なんて、ここで言っているけれど、わたしのことを、「山田さん(仮名)はいいわよね、英語ぺらぺらで」なんておっしゃる駐在員奥様もいらっしゃるわけで。どこがやねんと思うが、確かにそういう方が、お困りの時にちょっとだけ通訳の真似事などしてみたりなんかしちゃたりしたこともないわけではない。←なげーよ。
でもホントのぺらぺらというのは、ワシントン・ポストやペーパーバックスを息抜きに読み、テレビや映画を耳の片隅で聞いても理解し、意見を求められればすっくと立って流れるかのごとく軽やかかつにこやかに、堂々と私見を述べられちゃったりする人のことをいうのではなかろうか。
ま、そこまで完璧とは言わずとも、駐在員妻でありながら、それに近い人もわたしの身近に居るには居るのである。すごいもんだ。
わたしは、車に乗っているときには、なるべくラジオをつけ、少しでも耳を慣らそうと微々たる努力(と言えるのか?)をしているのだが、よほど集中力を持続させていないと、それはただのBGMにしかなっていない。集中していても分からない時はまるで分からないが。
あるとき、夫とふたりで車に乗っていると「ねえ、こんなことラジオで言っていいのかなって思わない? 聞いててこっちが恥ずかしくなるよ。なおき(仮名)もこうすけ(仮名)もみんな何のことか分かっているよ、きっと」と言うので、何だろうと思えば、バイアグラのコマーシャルを頻繁に流しているのだという。 「女性との一体感を高めます」だの「持続力が高まりパートナーを充分に喜ばせます」だの言っているらしいのだ。
へー、全然知らなかった。3人でそんな共通の秘密をわたしに持っていたのね。←おおげさ。
夫よ。いまどきの10代は、とっくにそんなことは知っているのだよ。日本に居ればコンビニの週刊誌だって、突然ポストに投げ入れられるAVのチラシだって、もっと刺激の強いものが山ほどあるではないか。ラジオのコマ−シャルくらいでどぎまぎされてもこっちが困る。それより、キミのその一言で、またまたちょっぴり寂しくなってしまった妻の気持ちを、よーく分かってあげることのほうが1000倍も大事なのだよ。分かっているのかいな・・・
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