samahani
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2002年04月27日(土) 住宅事情

もう誕生日なんてちっともおめでたくはないけれど、実はunhappyと言うほどでもなかった今年の誕生日。

おととし。夫は、わたしの誕生日などまるっきり忘れていて、いま言わなければ、忘れたことも忘れられてしまうと、5日経ってから意地悪く告げたわたし。でも、ウヤムヤのままなにもせず。

きょねん。夫は、出張先からおめでとうメールをくれた。子どもに「ママ、きょうはお祝いしなきゃね」と言われたが、その意味は、「たまにはホールのケーキを食べたいよ」である。自分でご馳走作ってお祝いするのも面倒なので、ケーキと子どもに強制して歌わせたハッピー・バースデーの歌でおしまい。

ことし。出張の予定を少し延ばして、今年は家に居ると言った夫。きょうはボクが夕御飯を作るよと言ってくれたけれど、ふたりで外に出ていたので、5時になってしまい、結局、外食することになった。いつもは行かない少し遠くの日本食レストランまで出かけて、鮨をお好みで選び、一品料理を多めに注文して、ビールで乾杯。


もうすぐ、この家の賃貸契約が切れるので、再契約するか新しい家を探すかしなければならない。いま、この辺りは新しい家の建設ラッシュである。総数は増えたのに、古い家も値上がりしていて売り手市場なのだ。古い家の価値が日本ほど下がらないこともあるが、売り家は、ここに来た時(4年前)の2倍近くになっている。

この時期、オーナーに値上げを持ち出されることは必至で、300ドル〜500ドルくらいのアップは覚悟しなければならないようだ。

この家は4年も借りていて、傷んできてもいるから、オーナーとしては、一度店子を入れ替えて、修理して貸したほうが手間はかかっても、家を長持ちさせるのに良いという事情もある。こちらが、連絡を取りたがっているのに、メールをしても留守番電話にメッセージを残しても音沙汰無しなのだ。

そんなわけで、今日は夫と一緒に家を見て廻っていた。いまよりひと回り小さな家が400ドルも高かったり、値段で選ぶと、住めそうにないくらい汚かったり、環境が悪かったり・・、子どもの学区が変わらない範囲で探す必要もあり、なかなか思うようにはいかない。

アメリカの景気がよろしいようなのもいいことだし、環境のいい場所と悪い場所の格差が広がってくるのも仕方のないことだと思うが、期限未定の一時滞在者にはちょっと辛いよなぁの2002年の夏なのである。


さとこ |mail

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