samahani
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2002年01月02日(水) 一日だけのお正月

新年早々風邪を引いてしまったらしい。鼻が詰まる程度なのだが、やたらと眠い。まあ、わたしは普段からよく寝る人なので、風邪なのか、時差ぼけなのか、ただのズルなのかよく分からないでもない。

けさ、夫は6時くらいから起きてひとりでなにやらゴソゴソしていたようだ。国内を移動したあなたが時差ぼけみたいになっててどーすると思うけれど、人に迷惑をかけているワケではない。わたしは、よほど眠かったらしく、ゴトゴトしていたのも気づかなかった。

元旦の朝、10時半くらいに夫の声で起こされた。「餅ってどこにあったっけ?」 それから、階下で包丁を使う音が聞こえてきたが、まだ眠かったのでウトウトしていた。夫は、里芋とえのきと紅白のかまぼこを使って、ちゃんとかつおのだしを取ったお雑煮を作ってくれていた。ううっ、泣けてくる。雑煮以外何もないけど、こんなに正月らしいものに期せずして出会えるなんて・・。

「いただきます」の代わりに、きょうは「おめでとう」って言うんだよと言うと、子どもたちは、きょとんとして「あれ?今日って元旦?」なんて言っている。そんなもんだ、アメリカの正月なんて。子どもたちは、お年玉のこともすっかり忘れているようなので、こちらもあげず仕舞い。いや、本当はこんなお正月じゃいけないと思っているのだ。もし、まだ来年もここに居ることになったら、学校を休ませてでも1月3日くらいまで日本に帰って、来年こそはお正月らしいことをたっぷり堪能することにしよう。

今日は普通の休日と変わらず、電気屋も写真屋も開いていて、夫は買い物等の野暮用にひとりで出かけていった。お昼は野菜たっぷりの煮込みラーメン、夜はすき焼きという簡単、手抜きメニュー。わたしは、朝寝の他に昼寝も夕寝もしてほんとの寝正月、子どもたちはゲーム三昧、夫は普段と変わらない休日だった。ほんとに疲れているみたいだねと夫は気遣ってくれたが、さすがに申し訳なく思い、風邪薬を飲むことにした。ついでに紅白かまぼこの残りものを肴に赤ワインを飲みつつ、この日記を書いている。一年の始まりがこんな一日でよかったのだろうか>わたし。

明日から学校も会社も始まる。


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