キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2006年07月22日(土) 恋愛成就。


Jのことが好きだ。私はJのことが本当に好きなのだ。
去年の春から今まで、Jのことを諦めようと思って生きてきた。
私はJから離れていこうと思ってた。でも駄目だった。


結局、去年より今の方がJのことを好きになってしまった。
その原因は勿論、Jが私のことを好きだと言ってくれたから。

なんで?
Jは私を好きになるなんて、そんな愚かなことをする人じゃないのに。
夢としか思えないくらいの現実が今ここに確かに存在している。
幸福と同時に不安が混じる。
未来など考えたくない。いつかJが居なくなってしまうなんて未来を想像したくない。


君は優しい声で私の名前を呼んだ。私はどきどきを抑えながら話した。
だって有り得なかった。Jが私を?本当に私のことを?

絶対に大切にしようと思った。











世の中の女の子は、こういう恋の繰り返しを何度も何度も体験しているのだろう。誰かを本気で好きになって、幸福を味わい、愛しさを知って、失って、死にそうになる程苦しい別れをして、また次の人に出会う。
恋や愛は一番、人間の感情を揺らしてる。

私は人を好きになること自体が稀で、愛される喜びなんて知らなかった。
たとえ誰かに好きだと言われても、私の心が動くことも無かった。
好きにはなれなかった。

でも今私はJが好きで、しかもJも私の事を大切に想ってくれている。
こんな歳になって、私はそういう事が初めてで戸惑う。
幸福は不安なのだと実感する。
予想はしていたことだ。



離れていることは辛い。目を見て話せない。
笑ってあげられない。手をとってあげられない。
髪の毛を触れない。

私は彼を言葉で救えるだろうか。











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