キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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もし、その人の語る言葉全てが作り話だったとしても 私はそれでも一向に構わないと思った。
その人がどんなに本音をさらけ出しても それはいつでも綺麗に思えた。
その人より純粋で綺麗な人を私は知らない。
そういう人に出会えて良かったと、心底思える人に私は何度か出会った。
昔より私は優しくなれただろうか。 優しさで全てが救えないことはもう痛い程分かっているのに、 どうして優しくなりたいと願うのだろう。
私にこんな影響を与えてしまったものや人は一体何だったんだろう。 私は生まれたとき、一番最初に何を感じたのだろうか。
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