2010年06月21日(月) |
■あなたの血液の中には何百人、何千人という人の血が流れている |
(親が欠陥人間で、自分もああなるのではないかと 悩んでいる人の問いに対して) 「あなたの血液の中には何百人、何千人という人の血が 流れているのよ。あなたのお父さんにも、お母さんにも、 両親がいるでしょう。その人たちにもまたそれぞれの 両親がいるのよ」と答えました。
そうやってさかのぼると、日本中に 何百人何千人という先祖ができますね。 中には徳の高い人格者もあれば、バカもいる。 そいういうふうに、あらゆる人の性癖や因縁や歴史や血が、 全部自分の中に入り込んで、体の中をめぐっているわけです。 つまり自分自身が1つの宇宙なんですね。 けれども、みんな自分をたった1個の完結した人間だと いうふうに、誤解して考えています。
よく「親の頭が悪いから、あんたもその程度でしょ」なんて言う おかあさんがいますけれど、母親だけの子供じゃないんです。 親はバカかもしれないけれど、先祖は頭がよかったかもしれない。 大天才がいたかもしれない。 ですから、子供にも、あらゆる人間の可能性が 自分のからだの中にあるんだということを自覚させてください。 自覚したところに、自信というものが出てくるのです。 ひょっとしたら、本当にものすごい大天才の血が 流れているかもしれないのです。
出典元 「微笑みの首飾り」 おすすめ度 4 著者名 美輪 明宏
以前に書いた中に、 「私どものご先祖様の数は、三十代目までさかのぼるとすると、 五億三千万人ほどになる、ということになります」 ということばがありました。 (過去のことばは→「ご先祖様の数」) 親は、必ず2人なので、倍々増えていくので、 この人数になるのですが、すごい数ですよね。 人類みな兄弟…って実感として感じられませんか?
普段は、こんなことを意識したりしませんが、 自分の後ろには、今の親だけではなくて、 そのまた先の親たちがいて、ご先祖さまたちがいて、 そして、今の自分が存在している…ということであり、 それだけ歴史がある、ということでもあります。
こんなことからも、 自分1人で生きているわけではないし、 子供は親だけのものではない、人類全体のもの、 ともいえるのではないかと思います。 みなさまは、どう、思われますか?
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「はではでなビルの正体は?」
このビルの正体が、わかったのでした。 すでに、知っている方もおられるかもしれませんが。
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