2010年06月18日(金) |
■天使のあなた、と、悪魔のあなた |
たとえば、天使のあなた、と、悪魔のあなた。 はっきりとここにいるぞとつかまえることはできないかも しれないけど、それらしいのがいるでしょ? 強いあなた、と、弱いあなた、もいますね。 その他にも、意地っ張り、と、甘えっ子。 頑張り屋、と、意気地なし。 出たがり屋、と、引っ込み思案。 我がままさん、と、素直ないい子。 もしかしたら、ついつい死にたくなっちゃうあなた、と、 生きたいあなた、もいるかもしれません。
誰の心にも、複数のお互いにけっこう牽制しあっている 自分がいる、そして、牽制し合う自分をひとつに まとめる役目の自分がいてくれるからこそ、 1人の人間として生きていられるということだと思います。
出典元 「きっと、あなたは癒される」 おすすめ度 5 著者名 金盛 浦子
この本では、自分の中にいる複数の自分を認めて、受け入れて、 「複数の自分の言っていることにも耳を傾け、 自分の中の自分同士がもっと仲良くなること(友達になること) が、自分らしく生きていくためには大切」だと言っています。
確かに、自分の中には、複数の自分がいて、 何かあると、その複数の自分が、ときに相反することを言い、 ああでもない、こうでもないと意見を言い、自分を悩ませる。
このいくつもの意見をもった自分がいるから、 自分が、本当にどう思っているかをはっきりということが むずかしかったり、考えがまとまらなかったりもする。 そして、そんな自分をもてあまし、てっとりばやく、 どれかのいちばん強い意見を言う自分が、 弱い意見の自分を押さえつけて、自分の意見とする。 けれども、弱い自分の意見がなくなるわけではなく、 何かあれば、またぞろ、その弱い意見も噴出してくる、 時に、意外な力を持って。 すると、また悩み、自分がわからなくなってくる…
そんな自分をまとめるのは、なかなかにむずかしいが、 そんな複数の自分の意見や言い分にも、ちゃんと耳を傾けると、 まとめる自分が現れてきて、 「こうも思うし、こうも思う。でも、これを選ぶ、 それで納得できる」と、言えるようになると思う。 もちろん、そう決めても、また揺らいだりもするが、 それでも、複数の自分の心をくんだ、自分の心にいちばん近い、 選択ができて、しいてはそれが、自分らしく生くことに つながっていくように思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「元気がよくてたくましきものたち…」
このようなものたちを見ると、とても元気をもらえます。
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