2010年06月17日(木) |
■人生は、ちょっぴり減らすことを考えてみよう |
不安や心配ごとを減らすために 「菜根誕譚(さいこんたん)」※では、
「人生は、ちょっぴり減らすことを考えてみよう。 そうすれば、それだけわずらわしさから抜け出せる。 もし、人の交際を減らせば、もめごとや争いごとが少なくなる。 口数を減らせば失言もなくなる。 いろいろと思いめぐらすことを少なくすると、 それだけ心労は減ることになる。 賢ぶることがないようにすれば、ものごとの見分けが きちんとできる。 日毎に減らすことを考えないで、かえって、 日毎に増やすことを考える人は、自分の自由を 束縛することになってしまう」 (略)
私たちの持ち物、財産、お金、名誉などについても、 増やすことを考えるから、それにともなった悩みごとが 増えているのではないだろうか。と言っても、減らすと、 かえって心配が増えることもあるときは、現状維持、 あるいは、どこまで減らしてよいか考えてみよう。
※「菜根誕譚」とは、中国の古典の1つで、 生きる智恵や楽しみなどが書かれている本。
出典元 「転ばぬ先の智恵 転んだ後の杖」 おすすめ度 4.5 著者名 笠巻 勝利
なんでも、あれもほしい、これもほしい、もっともっとと 増やすことばかりを考えると、辛くなるので、 適度でいい、適度がいいと、私などは思う。 なんでも、多くあればいいというものじゃない、と思う。 そして、これからは、手放していくシンプルな生き方も 学んでいきたいと思っている。
増やすことが楽しい人は、それでもいいと思うが、 いつか、増やせなくなったとき、どうなるのだろうと、 人ごとながらに思う。(余計なお世話だけど)
もし、今、背中に背負った荷物がいっぱいだ、辛いと 感じたら、少し減らしてみたらどうだろうか。 何かのために、今後のために、誰かのためにと、 どんどん背負わず、ちょっと減らす、ちょっと捨てる。 そして、少し軽くなってみてはどうだろう。 そんな生き方も、一度は試してみるといいと思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「これ、だれか何とかしてあげてください!」
なんて思った銅像。だって気の毒ですもん、これだと。
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