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2010年05月25日(火) ■こういう連鎖がキレない人間関係をつくっていく

世の中のひとりひとりが「やりっぱなし」にするのではなく、
自分のやったことが周りの人にどんな影響を与えるかを
想像する癖をつけてほしいものだ。
そして「社会のルール」を自分なりに守ること。
そういう心構えをするだけで、世の中のイライラは減少する。
それだけでキレる人も減少する。


いや、それよりもみずから、
「あの人はちょっと違うわよねえ」
「彼はいつもちゃんとしてるな」と
と思われる人間になるように心がけてみてはどうか。

自分で開けたドアは自分できちんと閉める。
トイレはきちんと流す。
ポイ捨てしないのはもちろん、気が付いたら、
他人のゴミもゴミ箱に入れる。たったそれだけ。
周りの人は、きっと見習う。
そういう連鎖がキレない人間関係をつくっていくのだ。


出典元 「人間関係で「キレそう!」になったら読む本」
おすすめ度 4
著者名 斎藤 茂太


自分のやったことに対する想像力がなくなってきている、
こんなことを最近よく耳にするようになってきた。
自分がやったことが、周りにどんな影響を及ぼすか、
想像出来ない人が増えてきている、ということらしい。

例えば、電車の中でのお化粧なども、本人は、
「何をしても私の勝手でしょ、私は全然平気」と
思っているだろうが、見ている方は、
白日の下では見たくないものを見せられた感じがして、
また、同じ女性として妙に恥ずかしく居心地が悪いものだ。
しかし、本人は、そんな周りの人の気持ちなどは想像もできず、
時間がないから仕方ない、知合いがいないから平気とばかりに、
自分だけの世界に入り込んでいる。

ちなみに、このような現象は、
見知らぬ他人に対しては羞恥心が全く働かず、
逆に、ちょっとでも知っている人、仲間内見られると、
非常に恥ずかしい気持ちになるという、
羞恥心の矮小化ともいえるそうだ。
(つまり、見知らぬ他人には、想像力が働かず、配慮もせず、
 知合いや仲間内だけに、想像力を働かせ、配慮する、
 ということでもある)

そして、こういう現象が多くなってきているから、
見知らぬ人の中にあっても、ゴミをさりげなく拾って捨てる人や、
電車で気持ちよく席を譲る人、節度ある態度に感心して、
いい刺激や影響を受けたりして、見習いたくなると思うのだ。
こんなさりげない周りへの配慮、自分のやったことに対する
想像力をなくさないようにしていきたい。




■「ぼちぼち、お散歩日記」↓
「ちょっといいことをしたお話」

そして、こんなことがあったのでした。

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