2010年02月04日(木) |
■判断基準は「人間として何が正しいのか」 |
(創業した当時) 私にはそれまで経営の経験があるわけでもなく、 経済も経理も知りませんでしたが、 それでも判断を下していかなくてはなりません。 私は何を基準に判断していけばいいのか分からず、 困り果てていました。
悩み続けた結果、 「人間として何が正しいのか」をベースにして、 つまり、最も基本的な倫理観に基づき、 「人間として正しいことなのか」「正しくないことなのか」 「善いことなのか」「悪いことなのか」を基準にして 判断していくことにしたのです。 (略)
いま考えてみますと、何の経営の経験もない私が、 京セラやKDDIをそれなりの企業に育てることが できましたのも、このような「人間として正しいこと」を ひたすら追求してきたからだと思うのです。
出典元 「「成功」と「失敗」の法則 」 おすすめ度 4.5 著者名 稲盛 和夫
この「人間として正しいことを追求する」ということは、 どのような状況に置かれようと、 「公正、公平、正義、努力、勇気、博愛、謙虚、誠実」 という言葉で表現できるものを大切な価値観として尊重し、 それに基づき行動しようというもの、だということです。
稲盛和夫さんは、臨済宗の僧籍を持っているので、 宗教的な色合いも強く、好き嫌いの幅も大きい方ではありますが、 それだけに、生き方の軸が通っている、という印象を受けます。 (本を読むと、とても感じます)
今回、日本航空のCEOに就任されましたが、無給だそうですね。 日本航空立て直しも「人間として正しいこと」に基づいて、 判断なさっていくのでしょうね。
何かを判断するとき…1つの判断基準として、 自分なりの、「人間として正しいことなのか」 ということを考えたいと、私も思います。 稲盛さんのように、立派にできないまでも。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「このポスターのタイトル…違うと思うな。」
このポスター、ありですか? なんて思ったポスター。 私は、違っていると思うな。
|