2009年12月09日(水) |
■大切な(人と)、コミュニケーションをとるときは |
両者の関係の目的が 「目標達成のための友好的な状態でいること」 であっても、咄嗟のコミュニケーションが 「自分が間違っていないことの証明」に なってしまうことは日常茶飯事です。(略)
そのコミュニケーションをとる目的を常にわきまえて、 人と接すること…多くの場合、その認識がないがために、 コミュニケーションで悩むことになります。
仕事の成果をあげるためのコミュニケーションに 「どちらがコントロールをとるべきか」を持ち込んだり、 ただ楽しむためのコミュニケーションに 「べき」の正しさを持ち込んだり、 愛を深めるためのコミュニケーションに 「競争」を持ち込んだりする必要はありません。 ましてや、子どもの自立を教えるコミュニケーションに 「親がいかにいい親かの証明」を持ち込む必要はないのです。
大切なコミュニケーションであればあるほど、 「何のために?」と自分にその目的を確認してみることです。
出典元 「困ったときのコミュニケーション力」 おすすめ度 4.5 著者名 菅原 裕子
この本では、大切なコミュニケーションをとるときには、 「何のために、このコミュニケーションをとるのか」 という本来の目的を意識し確認して、それを忘れず、 その目的にそってとることが大切だと言っています。
例えば、愛する人と諍いをしたとき、本来の目的は、 「関係を修復して、そして愛を深めたい」 というものなのに、それを忘れて、あるいは気がつかず、 「どちらの言い分が正しいか、どちらが主導権をにぎるか」 などにすり替わってしまうことはよくあります。
また、部下や子どもに、アドバイスをするのは、 「部下や子どもを育てていく」ことが本来の目的なのに、 その本来の目的をすっかり忘れて、 「部下や子どもに非を認めさせよう」 「こちらの言うことをなんとしても聞かせよう」 と躍起になってしまったりして、反感を買い、 逆効果になってしまうこともありがちです。
もちろん、 ただ会話を流れのまま楽しむコミュニケーションもあれば、 目的なんてないコミュニケーションもありますが、 ここぞというとき、大切なことを伝えるときは、 「何のために、このコミュニケーションをとるのか」 という本来の目的を忘れないようにすることが大切だと思います。 本来の目的から、遠く離れてしまわないように… 本来の目的に近づくためにも…
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「「がばいばあちゃん」のお話その3…「夢を持て」」
島田洋七さんのおばあちゃんのお話。 本当に、楽しくて、元気で、がばいなばあちゃんで この話を読んだら、きっとファンになると思いますよ〜
|