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2009年10月22日(木) ■闇には闇の価値がある

私は、苦しい時には、しっかり苦しんだらいいと思っています。
「この苦しみも、神様の思し召し、愛されている証拠」
などと、一直線にありがたがってしまうと、
せっかくの苦しみがもったいないように思うのです。

「あかりをつけたら、闇がもったいない」
というのと同じです。
闇には闇の価値があるのだということ。
明るいところにしかいたことのない人に、
真の闇の暗さはわからないし、したがって
明るさのありがたさもわかりません。

闇の中に置かれたがゆえに、
それまで知らなかった様々の“明るさ”の
ありがたさがわかるのです。
それこそ「当たり前が輝いて」見えてくるのです。



出典元 「愛することは許されること」
おすすめ度 5
著者名 渡辺和子


著者は、闇についてこんなことも言っています。
「私は、新しい一日が、明るい朝から始まるのでなく、
 真夜中と呼ばれる「暗闇」から徐々に始まる
 ということを考えて、感動し、
 また、心が安まる時があります」


暗闇、闇、苦しみ…
これらを恐れず、受け止め、
これらの中にあってこそ、見えるものがある…
そう思えるようになりたいものだと思う。

闇が暗ければ、小さな光もきっと
とても明るく、見逃さないに違いない。
そして、とてもありがたいと思うだろう。
でも、いつも明るいところにいれば…
小さな光なんて見えないに違いない。
そして、小さな光を見下してしまうかもしれない。
闇には、闇の価値があるのだと、本当に思う。




■「ぼちぼち、お散歩日記」↓
「笑える話集…人生は総合力」

本からの、笑える話し、楽しい話しの紹介です。
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