2004年05月27日(木) |
野村には休む勇気がある。 |
「野村には休む勇気がある。だから体力的にも精神的にも消耗度が少ない」 山本洋祐・全柔道連強化コーチ(軽量級)
「静と動なら、たいがいの柔道家は動ばかり。ヒロには静がある。 それがあいつを長持ちさせた」 野村選手の父(基次さん)
「朝日新聞」H.16.5月27日 アテネへより 野村忠宏選手特集
(野村忠宏選手は柔道60キロ級で、アトランタとシドニーで 金メダルを獲得した選手で、その後、一時全く柔道から引退し、 その休みの後で、三度目のオリンピック代表に選ばれた。 その野村選手を側で見ていた二人のことばである)
野村忠宏選手と井上康生選手のファンである。 柔道の戦い方はわからないが、見ていてものすごく スカッとするからだ。すごいっ!と思えるからだ。 (まっ言ってみれば、ただのミーハーなのだが…)
それはさておき…、 「休む勇気」である。
休むことは、大事だし、権利だし、必要だと分かっていても、 有給休暇のある会社でさえ、なかなか休むことが出来なかったり、 休むと罪悪感を持ったり、妙に落ち着かなかったりする。
休んでいても、何かしなくちゃいけないと焦ったり、 ゆっくりと身体を休めてのんびりと過ごすことは、 時間の無駄と思ったり…
ましてや、長期休暇など…とても取れないし、 実は、取りたくなかったりする。 自分が置いて行かれるような気がしたり、 不必要だと思えたり…寂しかったり…するからだ。
ましてや、順調な自分の人生を一回休みするなど、 とても考えられないことなのではないかと思う。 しかし、その休みはとても大事と思う。 なぜなら、休みを取ることで力が蓄えられるからだ。 それは、今、必要な力ではないかも知れないが、 いつか必要になる力のような気がする。 また、これから先の自分を見つめることが出来るからだ。
なんてことを考えていたら、友人から偶然電話が来た。 「今日仕事があるのに、身体の調子が悪くて…、 仕事休んじゃってさ…、落ち着かなくて電話しちゃった」
休んでいいんだよ。 休もうよ… (と、自分にも言い聞かせている)
|