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2004年05月21日(金) 他人とくらべて自分は幸福だと満足しているようなひとほど、傲慢な人間はいないとわたしは思う。

他人とくらべて自分は幸福だと満足しているようなひとほど、
傲慢な人間はいないとわたしは思う。
そこには他人を低めることによって、
自分が高い位置に立とうとする愚かな優越感が見え隠れしている。
         (略)
他人とくらべて幸福など何の価値もないとわたしは思う。
自分が持っているものを他人の持っているものと比較して、
そのわずかの差で満足を得るということにいったい
何の意味があるというのか。

重要なのはそれが生きるに値する人生であるかどうかということだ。
生きるに値する人生は健康な身体や財産や家族の数で
測られるものではないだろう。


 「幸福コンプレックス」より  中嶋 真澄著



著者は、
「他人とくらべることによって自分を幸福だと信じ込もうとする、
 このような発想が現代人の幸福感を支えている。
 そこには、不幸であることは負い目だというような、
 一種のコンプレックスが横たわっているように思える」と言う。


幸福かぁ…私にとっての幸福って何だろう。
ちゃんと考えてみる価値はありそうだ。

私は、他人を羨ましく思うことも多いが、
私の方が幸福だなと思うことも多い。
それは、傲慢かも知れないが、
そんなことで、自分の不幸を思ったり、満足を得たり
してるような気もする。
その満足にあまり意味などなく。

もちろん、そんな比較ばかりしてるわけではない。
ただ、1つの尺度して、それもありなのではないかと思う。
もっとも他人と比較してばかりの幸福では、
あまり価値はなく、全くつまらないとも思っているので、
オリジナルのオンリーワンの幸せも得たいと思っている。





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