語り
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以前、この日記でも書いたが、アラジンを貸してくれた後輩、
名を、米西(※よねにしとよむ。だが仮名)という。
大学時代、同じ学部でおなじゼミ、おなじサークルに所属していた一年後輩。 米西がうちの近所に、転勤のため、ひっこしてきて、ほぼ満1年。 おそろしいほど私と腐れ縁な彼は、もともと山口県のひとであるが、 最近、あやしい関西弁を駆使するようになってきた。 (しかも、微妙にワカヤマ弁)
「僕、関西人に憧れていたんで嬉しい」 と、関西に来た事を喜んでくれていた彼。
いつも、関西弁のイントネーションを練習していた。 あう度にわたしにこてんぱんに訂正されていたが、 めげずにがんばっていた。 その彼が、
「先輩、なんか、関西の魂をかんじるようなお笑いのマンガはないですか」 ときくので、
迷わず『変態仮面』をすすめた(※ぜんぜん関西と関係がない)。 あと、ついでに、『聖闘士星矢』も熱く語った。
純子:「でもね、アニメのほうが断然笑えるよ(←ひどいことをいっている)」
米西:「そうですか」 彼は、わたしの「変態仮面」のコミックスのみを借りるといった。 純子:「ビデオ貸そうか?星矢。全部揃ってるけど」 米西:「マニアックだな〜〜。けっこうです」 純子:「まあ、そういわんと」 米西:「いいですってばー!僕はアニメを極めたいわけじゃない」 純子:「見た方がいいぞ、一生の半分は損するぞ、米西」 米西:「先輩、なんでそこまで脅すんですか」 純子:「君のためだから」 米西:「とてもそうは思えない」
怯えた彼は、頑に「変態仮面だけでいい」と言い、 結局わたしの好意をしりぞけた。
おろかなやつよ・・・・・・(何様)
そして2週間ばかりたったころ、というか、昨日、
米西:「先輩、今度、聖闘士星矢のコミックス貸して下さい」 と、電話があった。
どうしたんだ米西・・・・・・・。
米西:「あ、でも、12宮最後あたりの2巻くらいでいいです。 ポセイドン、ハーデス編は結構」
って、何やおまえ〜〜〜。 めっちゃ基礎知識あるやんけーー! 謎めいた男に思えてきて、眉間にしわを寄せるわたしだったが、
とりあえず紙袋に、星矢のコミックスをいそいそと準備している己が、なんだか可愛らしく思えた。
「そうだな、聖闘士星矢大全も貸してやるか」←つぶやき
なんで2巻程度でいいといったのかどうかも、謎めいている。
ミステリアス米西。
ちなみに彼は、中国に留学していて、無類の中国好きである。 (それが転じて旅行会社に入ったくらいだ) 絶対ヤツは、紫龍ファンになるに違いない。 いや、すでに紫龍ファンかもしれない。っていうか、 よくわからん(ー"ー) せいぜいしっかり熟読して、わたしのトークについてきてくれ(※無理)。
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